1年前に購入したiPad Pro 10.5インチ Wi-FiモデルとApple Pencilのその後について。
iPad ProもApple Pencilも2019年11月に新型が発売され、オイラが持っているのはもう旧世代の製品になってしまいましたが、1年間色々と試して辿り着いた現在の使い方について書いておく。
購入の動機は主にApple Pencilを使ったお絵描き用途への期待だったんだけど、購入後に電子書籍のビューワや、論文などのPDFファイルにメモを書き込みながら読むのに便利と知って色んなアプリを試した。
購入したアクセサリー
Appleの公式カバーはApple Pencilとセットで使うには不便だったので、サードパーティのiVAPOというApple Pencilも一緒に収納できるケースを購入↓
Apple Pencilを実際のペンや鉛筆のような描き心地で使うためにペーパータッチの液晶保護フィルムを貼った↓
表面がザラついたフィルムなので、液晶画面の表現力は落ちてしまったけど。
お絵描き
色んな人が言っている通り、iPad Pro + Apple Pencilの組み合わせはお絵描き環境としてとても優秀だった。PC + ペンタブレットとの大きな違いは、気負いせずリラックスした状態で扱えることだろうか。
iPad Proで使えるペイントアプリは沢山あるけど、オイラはノートにシャーペンで描くぐらいの絵しか描けないので、今の所Adobe Photoshop Sketchに落ち着いている。
https://itunes.apple.com/jp/app/adobe-photoshop-sketch/id839085644#?platform=ipad
https://blogs.adobe.com/japan/dtp-adobe-mobile-apps-digital-art-photoshop-sketch-01/
ラフな線画からペン入れとか考えたらAdobe Illustrator Drawを試しても良いかもしれない。
https://itunes.apple.com/jp/app/adobe-illustrator-draw/id911156590#?platform=ipad
https://blogs.adobe.com/japan/dtp-adobe-mobile-apps-digital-art-illustrator-draw-01/
だいぶ前に買ったこの書籍を参考にお絵描きしてる↓
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論文を読む
iPad Pro購入当初はLiquidTextというアプリがメモ書きできて良いらしいということで使っていたんだけど、UIのレイアウトが右利き用固定(右側にしかメモや注釈を書き込めない)で左利きのオイラには使いづらかった。
https://itunes.apple.com/jp/app/liquidtext/id922765270
また、12月にSiggraph Asia 2018 Tokyoで研究発表を聞きながらLiquidTextで論文PDFにメモしようとしたところ、ファイルサイズの大きいPDFが全然開けなくて使い物にならなかった。ファイルオープン時のプログレスバーとかが無いのでフリーズしてるのか時間がかかっているのかも分からない。CG系の論文PDFは数100メガもザラなのでちょっと力不足感。
Apple Pencilが登場してしばらく経つと、多くのアプリが手書きメモに対応し始めた。
Microsoftのクラウドストレージ OneDriveのiPadクライアントアプリでもPDFファイルにApple Pencilで手書きのメモを書き込むことができる。
https://itunes.apple.com/jp/app/microsoft-onedrive/id477537958#?platform=ipad
PDFを表示できるiPadアプリは大抵iOS標準の辞書機能を呼び出せるので、英文の分からない単語を選択してそのまま辞書を引くことができる。
ただ、辞書機能の表示形式はアプリによって異なっていて、多くのアプリでは辞書を引くと全画面で辞書が表示されてしまい、元のPDF文書が隠れてしまう。
そんな中、GoodNotesだけは辞書を引いてもポップアップのような控えめな表示が出るだけなので、それを見ながらそのままPDFに書き込みができて便利。
https://itunes.apple.com/jp/app/goodnotes-4/id778658393#?platform=ipad
論文管理ツール
最近はarXivなどで論文が無料公開されることが多くて有難い反面、ダウンロードした論文PDFの管理が面倒になってきた。
そこでMendeley(メンデレー)というPDF論文管理ツールおよびクラウドサービスを使い始めた。Win/Mac両方のデスクトップアプリケーションもあるし、iPadアプリもある。
https://itunes.apple.com/jp/app/mendeley-pdf-reader/id380669300#?platform=ipad
MendeleyはPDFファイルのメタデータの自動抽出してくれるので、ファイル名に依存せず論文のタイトルで管理することができる。
MendeleyのiPadアプリも辞書がポップアップ的に表示されて便利なんだけど、手書きメモはできないです。
グループ機能で文献の共有もできるらしく、無料版でも25人まではいけるらしいです。
2020年4月 追記:今ならPaperpileかも↓
https://coarsepaper.com/ipad-pro-survey3/
スカルプトモデリング
Twitterでたまたま知ったiPadでZBrush的なスカルプトモデリングができるforgerというアプリ。
https://itunes.apple.com/jp/app/forger/id459193659#?platform=ipad
このforgerは、ちゃんと左利き用のUIレイアウトにも対応している。
iPadでここまで出来れば十分使える。もちろん3Dデータ書き出しも可能 pic.twitter.com/j87EjhfJkG
— Kouji Tajima 田島光二 (@Kouji_Tajima) 2018年5月3日
スケッチアプリと同様に、リラックスした姿勢でモデリングできる環境って良いですね。
作曲
オイラは音楽の知識がほとんど無いんだけど、自作の動画にBGMを付けたいと思うことは多々あり、できれば自分で曲も作ってみたいと思っていた。
簡単な操作で曲が作れるFigureというアプリを見つけた。
https://itunes.apple.com/jp/app/figure/id511269223#?platform=ipad
自由度は低いものの、その分操作がシンプルで初心者向き。iPhoneでも使えるけど、iPadの方が操作しやすい気がする。
ここから少し複雑なことをしようと思ったらどういうステップを踏めば良いんだろう。
https://gadget-junkies.net/?p=6442
GarageBandとかだろうか。
https://itunes.apple.com/jp/app/garageband/id408709785#?platform=ipad
https://sleepfreaks-dtm.com/category/garageband-ios-ver2/
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