「特撮のDNA 平成ガメラの衝撃と奇想の大映特撮」を見てきた。
特撮のDNA 平成ガメラの衝撃と奇想の大映特撮
会期:2019年12月13日(金)~2020年1月26日(日)
※2019年12月31日(火) 2020年1月1日(水) 1月11日(土)は休館
会場:日本工学院専門学校「ギャラリー鴻」 東京都大田区西蒲田5丁目23-22 学校法人 片柳学園 12号館
開館時間:11:00~19:00 ※最終入場18:30 ※土・日・祝日は10:00開場
※最終日 2020年1月26日(日)は最終入場16:30 / 17:00閉館
スポンサーリンク
昨年同じ場所で開催された特撮のDNAはゴジラおよび東宝怪獣をフィーチャーしたものだった。
今年はなんと平成ガメラ特集ですよ。もう長いことガメラの新作が公開されてないのに。
年1回ペースで特撮の造形物が展示される良い時代だ。
平成ガメラの造形物を見る機会はここ数年バラバラとあったけど、ちゃんと体系立てて収集・展示されたのは初めてだと思う。
以前展示会で見たガメラのスーツは映画の撮影に使われたものじゃなかったんだな。
現在残っているG1ガメラのスーツは映画撮影当時のものではなく、2010年に若狭新一氏によってCM用に制作されたものらしい。
同様に、G3ガメラのスーツも撮影に使われたものではなく、展示用に制作されたもの。
実際に撮影に使われたスーツで全身が残っているはG2ガメラのアップ用スーツぐらい。
この手の企画展で展示される、プロップと同じ型から制作された頭部の硬質なレプリカが好き。
「小さき勇者たち」のアヴァンガメラの頭部がカッコイイ↓
https://mediag.bunka.go.jp/article/article-16194/
そして、合計120分(!)にも及ぶ関係者へのスペシャル・インタビュー動画。
こんなに長いならDVD化とかしてくれ(笑)
ただ、インタビューを聞いていると、1995年当時にゴジラVSシリーズよりも少ない予算で「ガメラ 大怪獣空中決戦」を作れたのは、参加したスタッフ達に理想があり、志があったからだと感じる。結果から見ると「制約によって生まれた表現」みたいな考察をされがちだけど、理想に近づくための創意工夫を諦めなかったということだ。
スポンサーリンク