海洋堂 20cmシリーズ『84ゴジラ』 全身のドライブラシ・爪の塗装

84ゴジラの制作記事を書くのが1年以上空いているけど、作業自体はちょいちょい進めていた。
実はG1ガメラと並行して2019年のゴールデンウィークに完成させました。

今更ながら、眼の塗装以降の作業を書き記しておく。



眼の次は身体の塗装に戻る。



全身に吹いたサーフェイサー エヴォ ブラックをベースの影色として使い、その上からドライブラシで徐々に明るい色を重ねていく。


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広い範囲を塗るのにいちいち調色は面倒なので、今回はガイアノーツのメカサフ スーパーヘビィを中間色としてそのまま使ってみる。隠ぺい力も強いのでドライブラシには都合が良い。

ガイアノーツ モデラーズプロデュース NAZCAシリーズ メカサフ スーパーへビィ 50ml 模型用塗料 NP005

今まではゴジラの皮膚の中間色にはMr.カラーのジャーマングレー使うことが多かったけど、作業の効率化と違う表現の模索ということで。
ドライブラシで明暗をつけることで凹凸を際立たせ、その上からエアブラシでクリアーカラーを吹いて変化をつけようかと思う。そのためにもベースの塗膜は強い方が良い。



写真じゃちょっと分かりづらいか?


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爪の塗装

爪にはだいぶ前にベース色にラッカー系のアイボリーを塗っておいた。





爪と皮膚との境界付近にタミヤカラー アクリル塗料のレッドブラウンを塗りたくる。





それがある程度乾いたら、爪と皮膚の際以外の部分を溶剤で拭き取る。拭き取った筋が残るように割と多めに残した。





なんかイマイチなので、さらにアクリル塗料のクリアーオレンジを塗り重ねてみる。
先に塗ったレッドブラウンが微妙に溶けて混ざり合う。





そして再び溶剤で拭き取る。拭き取り加減でオレンジの強さを調節できますね。





それが乾いたら、皮膚との際にエナメル塗料のブラウン+ブラックを塗る。





これを墨入れの要領で溶剤で拭き取り、凹部に暗い色が残るように。って、あんまりモールドが無いからフィーリングで塗料を残す箇所を決めて拭き取った。





う~ん、段階を刻んでいる割にイマイチな仕上がり。爪の塗り方はだいぶ前から代わり映えのしないやり方を続けている。。。
というか、爪の塗装は皮膚のドライブラシ前にやるべきだったな。順序を間違えた。。。

ソフビはレジンのように素材の半透明な質感を活かした塗り方ができないから、どうしてものっぺりとした仕上がりになってしまう。


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次は背びれの塗装作業の記録をまとめる。

このキットの制作記事まとめページを作りました↓
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