機械学習用の画像データをCGで生成するのもData Augmentation(データ拡張)の範疇でしょうか。
物体や風景画像だけでなく、Depthや物体ラベル、Semantic Segmentation用のアノテーション画像も必要となると、CGで生成した方が断然楽ですね。
機械学習用の画像を生成するUnreal Engine用のプラグインもありましたが

Blenderで学習画像をバッチ生成できるPython製のコマンドツールが公開されている↓
BlenderProc
ディープラーニング用の学習画像を生成するためのプロシージャルBlenderパイプラインです。
詳細はarXivにある論文をご覧ください。(随時更新しています):https://arxiv.org/abs/1911.01911
対応するBlenderのバージョンは2.82。
設定をyaml形式で記述して、run.pyにyamlファイルや3Dオブジェクト、カメラ位置情報のファイルを引数に渡して実行するだけでBlenderで画像をレンダリングできるらしい。
yaml設定ファイルの書き方や、データの読み込み方はexamplesを真似すれば良さそう。
要するに、Blenderの細かい操作方法などを習得しなくても、各成分ごとに分解されたレンダリング画像をバッチで出力できるようにしたツールだな。
run.pyを読む限り、対応するOSはLinuxとMacだけで、Windowsには対応していないみたい。
2022年3月 追記:Google Researchからもツールが出ましたね↓

2023年 追記:Blenderのbpyモジュールをコンピュータービジョン用途で扱いやすいようにラップしたモジュールも↓

関連記事
OpenAR:OpenCVベースのマーカーARライブラリ
Mayaのレンダリング アトリビュート
ZBrush4新機能ハイライト 3DCG CAMP 2010
UnityでShaderの入力パラメータとして行列を渡す
Raspberry Pi
このブログのデザインに飽きてきた
ニンテンドー3DSのGPU PICA200
Raspberry PiでIoTごっこ
Point Cloud Utils:Pythonで3D点群・...
ゴジラ(2014)のディティール制作の舞台裏
Googleが画像解析旅行ガイドアプリのJetpac社を買収
ZBrushで仮面ライダー3号を造る ベース編
為替レートの読み方 2WAYプライス表示
機械学習について最近知った情報
2012のメイキングまとめ(途中)
ZBrushでアヴァン・ガメラを作ってみる 頬の突起を作り始...
頭蓋骨からの顔復元と進化過程の可視化
FCN (Fully Convolutional Netwo...
ZBrushでアヴァン・ガメラを作ってみる 全体のバランス調...
SIGGRAPH ASIA 2009で学生ボランティア募集し...
WordPressの表示を高速化する
ZBrushでアヴァン・ガメラを作ってみる 全体のバランス調...
ZBrushで仮面ライダー3号を造る 仮面編 ClipCur...
CGALDotNet:計算幾何学ライブラリ CGALのC#ラ...
3Dモデルを立体視で確認できるVRアプリを作っている
MRenderUtil::raytrace
リアルタイム レイトレーシングAPI『DirectX Ray...
OANDAのfxTrade API
OpenGVのライブラリ構成
書籍『OpenCV 3 プログラミングブック』を購入
adskShaderSDK
Kinect for Windows V2のプレオーダー開始
FacebookがDeep learningツールの一部をオ...
hloc:SuperGlueで精度を向上させたSfM・Vis...
スクラッチで既存のキャラクターを立体化したい
RefineNet (Multi-Path Refineme...
Photo Bash:複数の写真を組み合わせて1枚のイラスト...
Kubric:機械学習用アノテーション付き動画生成パイプライ...
CGWORLD CHANNEL 第21回ニコ生配信は『シン・...
オープンソースの物理ベースGIレンダラ『appleseed』
OpenCV
Oculus Goを購入!



コメント