映画「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」を観てきた。
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この世界の(さらにいくつもの)片隅に
2016年に公開された「この世界の片隅に」に40分もシーンを追加したバージョン。
映画『この世界の片隅に』を観た話題の映画「この世界の片隅に」を観てきた。 この作品はいわゆるミニシアター系の作品で、上映館は少ないけど、テアトル新宿では連日満席+立ち見が続いたらしい。人気のおかげで公開当初よりも上映館が増えているようです。 この世界の片隅に 絵を描くの...
168分の上映時間に自分の膀胱が耐えられるのかちょっと心配でした(笑)
「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」では、特に白木リンさんとのエピソードが補填され、かなり違った印象の作品となった。
「この世界の片隅に」の方では白木リンさん絡みのエピソードをエンディングで匂わせる程度で、時代背景を描写する舞台装置のような役割に止まっていた。
「この世界の片隅に」をきっかけに原作のマンガを読んだんだけど、もともと原作の主人公すずさんはちょっと色気も感じる大人の女性として描かれている。
映画版では、少女っぽさも残したあどけない雰囲気にアレンジされ、ほのぼのとしたかわいらしさが強調されていた。
そこにすずさんの女心を揺さぶる白木リンさんのエピソードが加わったことで、原作寄りの大人の女性っぽさが少し戻っている。そして、当時を生きた女性達の「居場所」の物語に変わっている。
久しぶりに見て、当時の暮らしを丁寧に描きつつもテンポ感を失わない演出の妙を改めて実感した。
この映画にまつわるドキュメンタリー「<片隅>たちと生きる 監督・片渕須直の仕事」も公開・配信されてたんですね↓
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