機械学習用のデータセット作成にBlenderが利用されるケースは多いのだろうか。
以前もBlender(bpyモジュール)をラップしたライブラリを紹介しましたが、
bpy-rendererはRGB、法線、深度、セマンティックマップ、3Dシーンやアニメーションのスケルトンなど、成分ごとのレンダリングをサポートするラッパー。
bpy-renderer
3Dシーンとアニメーションのレンダリングに最適なライブラリです。
デモ作成用のシンプルなレンダリングスクリプトをお探しの場合でも、トレーニング用のマルチビュー画像データセットの作成をお探しの場合でも、bpy-rendererは両方をサポートするモジュール式のツールボックスです。
bpy-rendererは以下2つのコアコンポーネントを提供します。
- エンジン、カメラ、環境、モデル、シーン、レンダリング出力を設定するためのコアパッケージ。
- 様々な機能のサンプルスクリプト。
Released a python package `bpyrenderer` for rendering using blender. It supports rendering RGB, normal, depth, semantic maps, skeleton of 3D scenes or animations. All in one package and continuously updated!
Feel free to try it: https://t.co/rmlxglLmVn pic.twitter.com/wtcVpgqK9z— Zehuan-Huang (@huanngzh) May 20, 2025
CG制作ではなく、機械学習用途ならコードからAPI的に機能を呼び出せた方が都合が良いことが多いですね。
Quick Start
近日公開予定!現段階では、3Dモデルの360度ビデオをレンダリングするrender_360video.pyのサンプルスクリプトをご確認ください。
サンプルスクリプト
Scripts Task object/render_6ortho.py RGB、深度、法線を含む6視点の正射投影ビューのレンダリング object/render_360video.py 360度動画のレンダリング scene/render_360video.py シーンから360度動画をレンダリング scene/render_360video_decomp.py シーンから360度の「セマンティックフィールドのような」動画をレンダリング animation/render_animation_video.py アニメーションからシングルビュー動画をレンダリング animation/render_animation_union.py アニメーションからシングルビューのRGB、深度、通常の動画をレンダリング
ここ数年のマルチモーダル基盤モデルの性能はCGによる合成データセットの充実に因るところ大きいように思う。
コメント