Iridescence:プロトタイピング向け軽量3D可視化ライブラリ

Iridescenceは点群などの3Dデータを扱うプロトタイピングのための軽量な可視化ライブラリ。MITライセンス。

Iridescence



Iridescenceは、3Dアルゴリズムの迅速なプロトタイピングのための軽量な可視化ライブラリです。このライブラリは個人的な研究開発プロジェクト(主に点群関連のアルゴリズムに注力)を加速するために設計しており、豊富なレンダリング機能を備えた汎用的な可視化ライブラリは目指していません。

特徴

このライブラリが提供するもの:

  • 使いやすい3D可視化フレームワーク(特に点群のレンダリングに適しています)
  • 迅速なUIデザインのために統合されたDear ImGuiインターフェース

このライブラリが提供しないもの:

  • 写実的なレンダリングとシェーディング
  • リッチなテクスチャを持つ3D meshのレンダリング

詳細はドキュメントをご覧ください。

依存ライブラリ的にはOS環境を問わなそうだけど、ビルド確認済みなのはUbuntu 20.04, 22.04, 24.04とのこと。C++だけでなく、Pythonバインディングもあります。



このライブラリの開発者は日本人で、産総研の人らしい。



Point Cloud LibraryOpen3Dなど、3D点群データを扱うアルゴリズムを多く備えたライブラリは3Dビューア機能(大抵VTKベース)も提供しているけど、ライブラリ自体が巨大で依存関係が複雑だしGUIの動作が重い。
シンプルに3Dデータを可視化したいだけの場合に小回りの効くライブラリは意外と少なく、OpenGL等を直接叩くのはレガシー過ぎてUI作成が結構大変。

凝った処理をする前にさっと可視化して何が起こっているのか確認したいことは多いし、そういう時にこのIridescenceはかなり便利そうだ。

関連記事

Twitter APIのPythonラッパー『python-...

BGSLibrary:OpenCVベースの背景差分ライブラリ

OpenCVのfindEssentialMat関数を使ったサ...

書籍『The Art of Mystical Beasts』...

NumSharp:C#で使えるNumPyライクな数値計算ライ...

3Dスキャンに基づくプロシージャルフェイシャルアニメーション

スクラッチで既存のキャラクターを立体化したい

Unreal Engineの薄い本

ZBrushでゴジラ2001を作ってみる 頭の概形作り

openMVGをWindows10 Visual Studi...

U-Net:ディープラーニングによるSemantic Seg...

ZBrushでアヴァン・ガメラを作ってみる 下半身のバランス...

統計的な顔モデル

東京オリンピックと案内表示

この連休でZBrushの スキルアップを…

JavaScriptとかWebGLとかCanvasとか

顔検出・認識のAPI・ライブラリ・ソフトウェアのリスト

ZBrushで人型クリーチャー

ZBrushと液晶ペンタブレットでドラゴンをモデリングするチ...

Zibra Liquids:Unity向け流体シミュレーショ...

ドラマ『ファーストクラス』のモーショングラフィックス

Autodesk Mementoでゴジラを3次元復元する

ZBrushで手首のモデリングをリファイン

iPhone x ロボットハッカソン~RomoのiPhone...

openMVG:複数視点画像から3次元形状を復元するライブラ...

Mean Stack開発の最初の一歩

世界一下品なクマと世界一紳士なクマ

ZBrushのUndo Historyをカメラ固定で動画化す...

オープンソースの物理ベースレンダラ『Mitsuba』をMay...

ZBrushでゴジラ2001を作ってみる 身体のSubToo...

この本読むよ

ZBrushで仮面ライダー3号を造る 仮面編 PolyGro...

ポリ男をリファイン

JavaによるCGプログラミング入門サイト (日本語)

ZBrush4新機能ハイライト 3DCG CAMP 2010

Raspberry Pi 2のGPIOピン配置

Stanford Bunny

Transformers ”Reference & Buli...

ZBrushでカスタムUIを設定する

顔のモデリング

1枚の画像からマテリアルを作成できる無料ツール『Materi...

ZBrushでアヴァン・ガメラを作ってみる 脚のトゲの作り直...

コメント