前回から半年も空いてしまった。
で、今回の記事は制作の進捗ではなく、壊れたZProjectファイル(.zprファイル)のリカバリーについてです(笑)
ZProjectファイルのエラーは以前も1度遭遇したけど、その対処方法をちゃんと書いていなかったので改めて記載しておく。
ZProject保存エラーの対処方法
ZProjectファイルを編集し、保存しようとすると以下のようなポップアップが表示されて保存に失敗することがある↓
この現象が発生した場合、もうこのZProjectファイルを更新して保存するのは無理なので、編集中のSubToolの情報だけ救出することを考える。
SubToolMasterでZToolファイルを保存する
ZPlugin(Zプラグイン) → SubToolMaster(サブツールマスター) → Save ZTool(ZTool保存)
でこのZProjectで作業中のSubToolを一括でZToolファイル(.ztlファイル)にエクスポートできる↓
エクスポートされたZToolファイルの名前は1番上のSubToolの名前になるけど、中に全てのSubToolが入っている。このZToolファイルを新規に作成したZProjectにインポートしてやれば作業を継続できる。
履歴やマテリアル等の情報は消えてしまうけど、最も大事な形状データは救出できる。
1つのZProjectファイルをチビチビと長期間編集していると、何かしらのエラーが溜まってきてある時クラッシュしてしまう。
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作業の振り返り
で、このエラーで保存できる直前までどんな作業をしていたかというと、各SubToolの分割跡のガビガビを整えたり、DynaMeshでダルくなったモールドを掘り直したりしていたのです。
そしてその編集内容は一部保存できず消えてしまった。。。
新しい資料
9月に平成ガメラの造型写真集が発売された↓
https://www.monomagazine.com/73061/
平成3部作だけでなく、「小さき勇者たち〜ガメラ〜」も載っているので新しい資料が手に入った。アヴァン・ガメラについて目新しい写真は少なかったけど、造形ベースとなったトトの制作写真や、制作経緯やデザイン・造形意図が語られていたのでとても参考になった。
アヴァン・ガメラのベースとなったトトの造形では、直立と四つん這いを両立させるために腕の皮膚のひだがマチとなるよう深く作られているらしい。後の「ガメラ生誕50周年記念映像」や「GAMERA -Rebirth-」に継承される「年輪を刻んだ甲羅」というコンセプトがこの作品から具現化している。
確か映画公開当時に発売された資料ではアヴァン・ガメラにデザイン画は存在しないと書かれていた気がするが、実際には造形スタッフ間で意思疎通するためのコンセプトスケッチ程度の画は存在したらしい。製作側へ納品・監修を必要とするデザイン画は描かれていないということのようだ。
今後の作業プラン
スーツの制作過程と同様に、手首と腕を分割して進めた方がやりやすそう。資料が多い左腕を対象に、トゲに番号を付けて色分けして進めてみようかな。ゴジラを作ってる人達は背びれに番号付けて造形しているようなので、そのやり方を真似てみよう。脚のトゲもそうやればもっと進めやすそう。
とにかく続けて完成まで持っていくためにまとめページを作った↓
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