ZBrushでアヴァン・ガメラを作ってみる 首回りの修正・脚の作り込み

前回からまた1ヶ月以上空いてしまった。



制作ペースがまるで上がっておりませんね。
何もしてない間にZBrushの新バージョンがリリースされて、ZBrush 2022.0.3 → ZBrush 2022.0.4 → ZBrush 2022.0.5とアップデートした。
マイナーアップデートは無料だけど、今後のメジャーアップデートはサブスク契約しないとできなくなる。。。
https://store.pixologic.com/zbrush-2022/

プレビュー設定

最近知ったんだけど、Preview Shadows(プレビュー影)の設定でプレビュー時の影の表示を変えられるのね。
ディティールの入り具合を確認したいのでDeepShadow (深影)をONにして強めに影が表示されるようにしておく。墨入れみたいな感覚だ↓



ZBrush 2021.5から搭載されたPreview AO(プレビューAO)はすでに使っていたんだけど。



Preview AO(プレビューAO)は以下の設定値にして使っている↓





ずっとバランスに悩んでいた首のラインは、少し首を短くして頭を下げた角度にしてみた↓



下アゴと首のつながりがまだ不自然だけど、シルエットの違和感はだいぶ減った気がする。意外と前傾姿勢のデザインなのかな。
甲羅のヒダ(?)のラインも首周りを中心に調整して、少し小さく調整。今までがだいぶ大き過ぎたと気づいたので、これからもっと小さくしていかないといけないな。

脚に Dam Standardブラシでバランスを目測しやすくするためのラインを入れ、足首付近は皮膚がだぶついたような、下へ行くほど膨らむ形状にした。



首と甲羅のヒダのラインを変えたのに合わせて腕の位置を調整し、なんとなく入れていたしわもいったん均して消してしまった。腕も脚と同じようにバランスを見るためのラインを入れてみようかな。
腕や脚のトゲは別のSubToolで作って配置して様子を見た方が良さそうだな。爪もそろそろ別SubToolに置き換えた方が良いかな。

腹甲は脚の付け根周りに余計な部分があったのを削除。



甲羅は外側のヒダ以外ほとんど手つかず。いくつかのSubToolに分割して作り込んでいった方がやりやすいだろうか。


作業の振り返り

振り返ってみると、今回1番多く手を入れたのは脚だった。



長らく頭をいじっていないな。
もう少し前傾姿勢にした方が全身のラインが自然になるかもしれないぞ。甲羅の下半分をもっと後ろに曲げて、脚と尻尾をも後ろにズラしてみるか。

自分でも進んでいるのかどうか分かりづらいので、小まめに記録に残して前回からの変化を実感できるようにしないとモチベーションを維持できない。

とにかく続けて完成まで持っていくためにまとめページを作った↓
アヴァン・ガメラ
まだ作り途中…模刻の練習として、映画「小さき勇者たち ~ガメラ~」の冒頭に登場する通称アヴァンガメラをモデリング。「特撮のDNA」で撮影したレプリカヘッドの写真を参考に。ZBrushでフォームの作成、ディティールの追加までを一通りやってみる...

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