そろそろこのキットも蹴りをつけたい。手をつけ始めてからもう3年以上経ってるぞ。。。
停滞の大きな原因は、ギミックの妄想が膨らみ過ぎて収集がつかなくなってきているからだろう。電飾だけでなく発煙も盛り込もうとしてドツボにハマった。
超音波振動子による発煙ギミックはいったん保留にして、電飾が済んでからのんびり考えることにしよう。複雑化させず、シンプルに解決する方法を考え直す。
制作が牛歩なうちに良い資料が出版されたことだし↓
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課題整理
いったん改めて課題を整理しよう。
胴体の発光に必要なのは指向性が無く四方八方へ拡散する光源だ。疑似的な面光源と考えようか。
ムギ球のような電球よりも、LEDは消費電力が少なく寿命も長いが、光の質が大きく違う。LEDの光は指向性が強く、拡散させるのが難しい。
以前メカゴジラの眼を電飾した際も、LEDの光の指向性を散らすのに苦労した。(メカゴジラの方もまだ作り途中なのだが)
2016年に酒井ゆうじ造型工房から発売された30cmデスゴジ香港上陸キットは、この光の質の違いを考慮してか、LED時代であっても電飾にはムギ球を指定しているようだ。
今まで目指していたアプローチが面光源を作る方法として最適なのかよくよく考えてみると、もっとシンプルな解決方法がある気がしてきた。ちゃんと電子工作してみたい欲求が邪魔をして、複雑に考えすぎていた。
尻尾の電飾に使えないかと思って以前購入しておいたLEDテープライトが、実は最も手軽な面光源になるのではないかと思い始めた。
このテープ型のLEDライトは車などの電飾用途らしく、電源にDC12Vが想定されているけど、9V電池1本でもちゃんと発光してくれる。
テープ上に配置されたチップ型LEDは全て並列に繋がれており、テープを好きな長さでカットして使用できる。
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LEDテープで面光源を作る
このLEDテープは抵抗も接続されているので、ある程度間隔を空けてLEDが配置されている。もともと車の電飾用なのでしかたないが、模型サイズでこの間隔は空き過ぎだ。
テープは薄くフレキシブルなので、テープを摘むように折り曲げ、ゼリー状瞬間接着剤で留めて無理やりLEDの間隔を縮めてみた↓
この状態でもちゃんと光るぞ↓
以前エポキシ樹脂で作った透明インナーパーツの裏側をリューターでガリガリと削り込み↓
裏からLEDテープを当ててみる↓
さらにそれをソフビの中に仕込んでみる↓
ちょっと光量が弱いかなぁ。インナーパーツを磨き込んで透明度を上げれば改善するだろうか。
LEDの位置を表面に近づければ光量は上がるが、その分拡散度は下がり、光源の形がハッキリと分かってしまう。
そもそも、現実問題としてあんまり光量を望めないのかもな。
電飾工作プランを改め、なるべくLEDテープを駆使して部位単位で電飾を作り込んで、後から合体させる方式が良さそう。
このキットの制作記事まとめページ↓
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