海洋堂 20cmシリーズ『キンゴジ』 表面処理

前回、表面の目立った気泡をパテで埋めたので、その上からサーフェイサーを吹く。



結局、サーフェイサーは金属やソフビにも使えるというMr.プライマーサーフェイサーを選んだ。

Mr.プライマーサーフェイサー 1000 B524

ホビージャパン10月号の海洋堂ゴジラソフビの組み立て記事でもこのサーフェイサーを使っていた。



もともとMr.プライマーサーフェイサーが手持ちで残っていたというのもある。

下あごにサーフェイサー

尻尾以外は大体吹いた

使いかけの缶だったから、尻尾以外をざっと吹いたぐらいで無くなってしまった。。。

途中まで吹いたのを眺めていたら、やっぱり気泡が気になる。

気泡が気になる…

サフ吹いたことで余計に気泡がよく見えるようになっちゃったね。

気泡…

再び気泡のある箇所をペンでマーキングし、パテを盛って埋める作業に突中。
小さい気泡については、前回のようにエポキシパテを使うよりも、ポリパテの方が楽な気がしたので今回はポリパテを投入。

ポリパテを盛る

それにしても足周りの気泡の多さよ…

足の気泡の多さ…

ポリパテ職人と化す

ポリパテは目立つ

割と大きい気泡は前回同様にエポキシパテでモールドをつなぐように埋めていく。

エポキシパテでモールドをつなぐ

パテが硬化するのをじっと待つのもちょっとじれったいので、ちょっと新しいものも試してみた。タミヤの光硬化パテというもの↓

タミヤ メイクアップ材 光硬化パテ 87076

このパテは、可視光に当てると硬化するもので、上手く使えば作業時間の短縮になるらしいというので買ってみた。普通のパテよりも結構お値段高めですが。
光で硬化させる割に、パテ自体の透明度が低いので、盛る厚さは2mmが上限とのこと。
ちょっと試してみたところ、ラッカーパテの代替にはなるかな、という印象。要するに使い方としては、プラモデルの傷やヒケを直すために塗って、固まったら削って仕上げるような作業が短縮できそうな感じ。
今回のような用途には実はあまり向いていなかった。。。

結局のところ、この手の気泡埋めにはエポキシパテが今のところ最適っぽい。どのパテを使うにしろ、パテが硬化した後に瞬間接着剤を流し込むなりしないと、「ペリッ」と剥がれ落ちちゃう可能性があるのは変わらない。

気泡以外で気になったのが、ところどころにポツポツとある丸い膨らみ。気泡ではないけど、これって原型にはないモールドだよね?
モールドの流れから浮いて見えるのでデザインナイフで削り落としてしまった。(原型にあるモールドだったらすみません)

これはモールド?何?

原型にあるモールドだとしたら、ソフビ化の段階でモールドがダルくなり過ぎて謎の形になっちゃったんだろうか。

このように、何だかんだで表面処理はなかなか先へ進まないのです。

追記:制作記事まとめページ作りました↓
海洋堂 20cmシリーズ『キンゴジ』
2016年7月にSci-Fi MONSTER soft vinyl model kit collectionとして再販された海洋堂の20cmサイズのゴジラのソフビキットシリーズの1つ。

関連記事

恐竜骨格のプラモデル

一番くじのシン・ゴジラ ソフビフィギュアが新たなカラーリングで登場

ファインモールド 1/144 ミレニアム・ファルコン ハイライト塗装

海洋堂 20cmシリーズ『ガメラ 1999』 眼の塗装

酒井ゆうじ造型工房『23cm シン・ゴジラ』 エポキシ接着剤でパーツの接着

酒井ゆうじ造型工房『20cm ビオゴジ出現』の塗装再開

模型をターンテーブルで撮影

2019年 観に行った映画振り返り

スクラッチで既存のキャラクターを立体化したい

酒井ゆうじ造型工房『23cm シン・ゴジラ』 表面処理 その1

海洋堂 20cmシリーズ『ガメラ 1995』 甲羅の塗装・下アゴの接着

海洋堂 20cmシリーズ『モスゴジ』 パーツの洗浄・煮沸 そして下アゴの加工

映画『キングコング: 髑髏島の巨神』を観た

三丁目ゴジラ

『シン・ゴジラ』の感想 (ネタバレあり)

ゴジラの日

バンダイ HGCC 1/144 ターンエーガンダム 後ハメ加工

イタリアの自動車ブランドFiatとゴジラがコラボしたCMのメイキング

ビークルモデル スター・ウォーズ『ミレニアム・ファルコン』下地処理

バンダイ メカコレクション ウルトラマンシリーズ No.01 科学特捜隊 ジェットビートル 完成

ガワコス

ビリケン商会 30cm メカゴジラⅡ ソフビキットを組み立て始める

国産ゴジラの総監督は庵野秀明

S.H.MonsterArts ゴジラ(2014)

ZBrushでゴジラ2001を作ってみる 側頭部のボリュームを探る

ファインモールド 1/144 ミレニアム・ファルコン ウェザリング

GODZILLAの映画PR用等身大フィギュアのメイキング記事

ゴジラ トレーディングバトル

大河原邦男オリジナルデザイン『iXine(イグザイン)』

海洋堂 20cmシリーズ『84ゴジラ』 パーツの洗浄・煮沸・下半身にレジン充填

MeshroomでPhotogrammetry

酒井ゆうじ造型工房『23cm シン・ゴジラ』 欠けた牙の修復・口内の塗装

DeAGOSTINI『週刊 ゴジラをつくる』創刊

TOHO MONSTERS KIT メカゴジラ (1993) 仮組み

ファインモールド 1/144 ミレニアム・ファルコン その他もろもろ

海洋堂 20cmシリーズ『モスゴジ』 つや消し失敗!?

海洋堂 20cmシリーズ『ガメラ 1995』 パーツの継ぎ目・気泡のパテ埋め

最近のフィギュアの製造工程

映画『ゴジラxコング 新たなる帝国』を観た

シリコーンゴムによる型取りとレジン複製

酒井ゆうじ造型工房『23cm シン・ゴジラ』 赤のグラデーション塗装 その2・尻尾の先端の塗装

海洋堂 20cmシリーズ『84ゴジラ』 背びれ・下アゴパーツの軸打ち加工

コメント