このLightmetrica(ライトメトリカ)というレンダラは、2015年度の未踏に採択されたプロジェクトだそうで、東大の大津 久平さんが大域照明手法の研究開発のためのフレームワークとして開発しているそうです。
Lightmetrica : レンダラ研究開発のためのレンダラ
Lightmetrica(ライトメトリカ)はレンダラ開発に特化したフレームワークで、拡張性に重きを置いて設計されています。 多数の手法がシンプルに、また手法の本来の定式化に基づいて実装されています。 拡張に重きを置いて設計されていますが、独立したレンダラとしても使用することができます。 シーン定義ファイルは読みやすさ、編集しやすさを考慮した設計で、 学習向けにも適したものとなっています。
本プロジェクトは情報処理推進機構(IPA)主催の 未踏プロジェクトの支援を受け開発されました。
マルチプラットフォーム (Windows, Mac OS X, Linux) に対応しており。 また開発はオープンソースであり、ソースコードはGithubにて公開されています。
主な特徴:
- 読みやすさ、編集しやすさに主眼を置いたシーンフォーマット
- ほとんどのレンダラの構成要素を拡張できる拡張性、それを行うためのプラグインシステム
- ユーザが拡張可能なアセット管理システム
- レンダラの構成要素の正当性を保証するユニットテスト群
- 様々なレンダリング手法の正しく、完全な実装
MITライセンスとのことなので、著作権表記があれば商用利用も可能。
商用利用可だけど、このレンダラの1番の魅力は、様々なレンダリング手法を端折らずに正しく完全な実装を行っている点だと思うので、お勉強の教材として最適な気がする。
もちろん研究の土台として利用すれば、オリジナル手法と既存手法の比較も容易になるでしょうね。(比較のために既存手法を実装してたら上手くできなくて途方に暮れることあるよね…)
GitHub見てみたら、Lightmetricaってバージョン2なんですね。↓
https://github.com/hi2p-perim/lightmetrica-v2
以前調べ物している時に、大津さんのレイトレ合宿用スライド資料に行き着いたことがあったな。
ライブラリを作れる人に憧れます。
関連記事
注文してた本が届いた
Russian3DScannerのトポロジー転送ツール『Wr...
Google XML Sitemap Generatorプラ...
WordPressの表示を高速化する
Manim:Pythonで使える数学アニメーションライブラリ
布地のシワの法則性
Seleniumを使ったFXや株の自動取引
『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』のVFXブレイク...
Mayaでリアルな布の質感を作るチュートリアル
openMVG:複数視点画像から3次元形状を復元するライブラ...
ZBrushCore
TorchStudio:PyTorchのための統合開発環境と...
WinSCP
Pylearn2:ディープラーニングに対応したPythonの...
Amazon EC2ログイン用の秘密鍵を無くした場合の対処方...
トランスフォーマー :リベンジのメイキング (デジタルドメイ...
PolyPaint
C++の抽象クラス
ZBrushで仮面ライダー3号を造る 仮面編 Dam Sta...
池袋パルコで3Dのバーチャルフィッティング『ウェアラブル ク...
ポリ男をリファイン
デザインのリファイン再び
Mayaのシェーディングノードの区分
2012のメイキングまとめ(途中)
頭蓋骨からの顔復元と進化過程の可視化
BlenderのPython環境にPyTorchをインストー...
フリーで使えるスカルプト系モデリングツール『Sculptri...
Rerun:マルチモーダルデータの可視化アプリとSDK
科学技術計算向けスクリプト言語『Julia』
pythonもかじってみようかと
なんかすごいサイト
iPhoneアプリ開発 Xcode 5のお作法
組み込み向けのWindows OS 『Windows Emb...
映画『ゴジラ-1.0』 メイキング情報まとめ
オープンソースのネットワーク可視化ソフトウェアプラットフォー...
ラクガキの立体化 3Dプリント注文
OANDAのfxTrade API
ZBrushで基本となるブラシ
UnrealCLR:Unreal Engineで.NET C...
LuxCoreRender:オープンソースの物理ベースレンダ...
ZBrushでアヴァン・ガメラを作ってみる 脚のポーズ調整
Mask R-CNN:ディープラーニングによる一般物体検出・...
コメント