Caffe:読みやすくて高速なディープラーニングのフレームワーク

TwitterでCaffeという単語をチラホラ見かけるようになってたんだけど、何のことかしばらくわからなかった。
どうやらディープラーニングのフレームワークの名前らしい。

Caffe

Caffeはキレイで読みやすく、高速に処理できることを念頭に置いて開発されたディープラーニングのフレームワークです。
Caffeは、Yangqing Jia氏がカリフォルニア大学バークレー校で博士号取得中に開発したもので、現在もBerkeley VisionとLearning Center(BVLC)を中心としたコミュニティ貢献者によって開発が継続されています。
Caffeは二条項BSDライセンスです。
Web画像を分類するデモはこちら



こういう一般名詞っぽい名前はググりづらいからやめてほしい(笑)
デモページではWeb上の任意の画像URLを入力して試すことができる。そして、当然のようにPythonのインターフェイスを備えている。

これがライブラリ名だと気づいたきっかけは、NVIDIAがリリースした機械学習向けのライブラリcuDNNを知ったから。どうやらCaffeの開発ブランチには、もうこのcuDNNによる高速化実装がコミットされているらしい。
NVIDIAのページでCaffeを使ったベンチマークが載っている。CaffeをベースにcuDNNで14倍ぐらい速くなっちゃったらしい。



NVIDIA:TESLAの機械学習アプリケーションのページ

2014/09/14追記:
Caffeで猫の品種識別を実装した人がいる。
Deep Learningで猫の品種識別:Qiita
ソースコードはこちら

2014/09/16追記:
Yhoo!JapanのデベロッパーネットワークってのにCaffeを使った画像分類の記事が載ってる。↓
Caffeで手軽に画像分類

2014/09/19追記:
CaffeをWindowsで動かしてる人のブログ記事↓
Caffeでdeepな画像認識 (Top)

関連記事

python-twitterで自分のお気に入りを取得する

openMVG:複数視点画像から3次元形状を復元するライブラ...

OpenMVS:Multi-View Stereoによる3次...

UnityのGameObjectの向きをScriptで制御す...

Kubric:機械学習用アノテーション付き動画生成パイプライ...

Twitter APIのPythonラッパー『python-...

Raspberry PiでIoTごっこ

Webサイトのワイヤーフレームが作成できるオンラインツール

CGのためのディープラーニング

OpenMayaRender

自前のShaderがおかしい件

機械学習での「回帰」とは?

自前Shaderの件 解決しました

OpenAR:OpenCVベースのマーカーARライブラリ

R-CNN (Regions with CNN featur...

オーバーロードとオーバーライド

WordPressプラグインによるサイトマップの自動生成

U-Net:ディープラーニングによるSemantic Seg...

SVM (Support Vector Machine)

ポイントクラウドコンソーシアム

オープンソースの顔認識フレームワーク『OpenBR』

仮想関数

C++ 標準テンプレートライブラリ (STL)

TensorFlowでCGを微分できる『TensorFlow...

JavaScriptとかWebGLとかCanvasとか

海外ドラマのChromaKey

OpenCV 3.1とopencv_contribモジュール...

OpenMVSのサンプルを動かしてみる

CycleGAN:ドメイン関係を学習した画像変換

Mitsuba 2:オープンソースの物理ベースレンダラ

ポリゴン用各種イテレータと関数セット

書籍『3次元コンピュータビジョン計算ハンドブック』を購入

Python.NET:Pythonと.NETを連携させるパッ...

画像生成AI Stable Diffusionで遊ぶ

WordPressの表示を高速化する

UnityからROSを利用できる『ROS#』

3Dスキャンに基づくプロシージャルフェイシャルアニメーション

Super Resolution:OpenCVの超解像処理モ...

HD画質の無駄遣い その2

UnrealCV:コンピュータビジョン研究のためのUnrea...

書籍『ROSプログラミング』

Fast R-CNN:ディープラーニングによる一般物体検出手...

コメント