1月に最終回を迎えたテレビシリーズ「ウルトラマンブレーザー」の映画「ウルトラマンブレーザー THE MOVIE 大怪獣首都激突」を観てきた。
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ウルトラマンブレーザー THE MOVIE 大怪獣首都激突
入場者特典は限定ブレーザーストーンと、TSUBURAYA IMAGINATIONで配信されるボイスドラマ「首都直下撃滅作戦」と限定フォトフレームが貰えるクーポンコード。
そして、昨年の「ウルトラマンデッカー最終章 旅立ちの彼方へ」と同様今回もちゃんとパンフレットがちゃんと販売されてる。(だいぶ薄いけど)
テレビシリーズの「ウルトラマンブレーザー」は、これまでのニュージェネレーションシリーズのような縦軸ストーリーを緩め、過去作オマージュはありつつも過去シリーズの主人公が客演するようなクロスオーバーは無くし、怪獣オムニバスな作風を貫いていた。物語の中心はウルトラマンブレーザーではなく、あくまで各回に登場する怪獣達だ。ウルトラマンブレーザーの出自やその文化などは立ち振る舞いから匂わせる程度に止めてあり、光の巨人の正体に迫る謎解きで引っ張るような作りは指向されていない。
今回の映画でも、これまでのウルトラマンブレーザーの物語の終着点・後日談のような作りはされておらず、あくまで「ウルトラマンブレーザー」の中の1エピソードがスケールアップしたような構成。
テレビシリーズの最終回でゲント隊長とウルトラマンブレーザーの関係が周りの人に秘密のまま終わったのもあり、SKaRDの隊員達の関係も変わらず任務への取り組み方も同じ。「ウルトラマンブレーザー」シリーズのまま、映画館のスクリーンで鑑賞できる豪華なエピソードになっている感じだ。
一方で、ここ数年のニュージェネレーションシリーズの最終回後の劇場版・特別編のお祭り感に慣れていると、展開があまりにも通常回過ぎて少し拍子抜けしてしまった。ちょっとしたイベント要素というか「お土産」みたいなものが欲しくなってしまう。
逆に言うと、「ウルトラマンブレーザー」がテレビシリーズの段階から実在するロケ地とシンクロした特撮シーンなど、豪華なことをやり過ぎていた作品だったということかも。映画でも「ウルトラマンブレーザー」らしさが守られている分、大きな飛躍もないというか。
テレビシリーズの最終回や今回の映画の構成意図については、パンフレットの田口清隆監督インタビューでも語られていた。やはり、従来のニュージェネレーションシリーズで定番化していた展開はかなり意図的に排除しているようだ。
クレジットに「ウルトラマンブレーザー特別編製作委員会」と書かれていたので、制作開始段階では映画として全国公開されるのか配信作品なのかまだ定まってなかったのかな。
同じくエンドクレジットによると、国土交通省のProject PLATEAUが使われていたらしい。
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