アヴァン・ガメラがまだ作り途中ではあるけど、

少し気分転換に別のものを作り始める。(こうしてどんどん散らかしていくわけです…)
やはり模刻で既存の怪獣の形状を再現してみたい。2001年公開の映画「ゴジラ モスラ キングギドラ 大怪獣総攻撃」に登場した通称GMKゴジラを作ってみよう。
ここ数年で造形物の展示を見る機会があったので、その時に撮った写真を資料として利用できるはず。


Blu-rayの特典映像の「最凶!ゴジラ誕生」もかなり参考になるな。

まずはZBrush 2021.7へアップデート。
アヴァン・ガメラ作りで学んだことを活かせば、きっともっと速く上手く作れるはずだ。
アヴァン・ガメラの時と同じように、とりあえず頭だけ作ってみよう。
アヴァン・ガメラを作り始めた時は、概形作りにかなり時間を食ってなかなか先に進まなかった反省から、概形作りの段階から色々な角度の資料写真をよく見てシルエットや大きな特徴を掴むように探っていく。
とは言ったものの、ガメラと違って、ゴジラの顔は鱗のようなハッキリとしたパーツが無いから特徴を捉えづらい。。。
DynaMeshの解像度64から始めて、解像度が低くてもシルエットは外さないように気をつけながら、首やアゴのラインが何となくできたら目元を形作るために解像度152まで上げた。
似てるかどうかを測る手掛かりが無さ過ぎるので、上アゴにちょっとディティールを入れてみて、資料と見比べた。
行き詰まってきたところでいったんブレイク。
まだ全然ディティールを入れる段階ではないので、ディティールを入れ過ぎてしまった箇所もいったん均すために、全体にクレイポリッシュをかけた。

これでしばらく眺めて、違和感を探していこう。

首回りをもう少し整えられるかな。

このまま全身のアタリを作っておいた方が楽だろうか。
作業の振り返り
頭の概形作りの振り返り。
下アゴをいったん別のSubToolへ切り離したものの、分割した状態だとアゴのラインを捉えにくいので再度結合した。
概形を作っている段階だと、GMKじゃなくて別の作品のゴジラに見えてくる瞬間が多々あって困った。
まとめページ↓

関連記事
PureRef:リファレンス画像専用ビューア
ZBrushで手首のモデリングをリファイン
『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』のVFXブレイ...
『大ゴジラ特撮王国』に行った話
酒井ゆうじ造形コレクションにゴジラ 2001が登場
書籍『The Art of Mystical Beasts』...
ビリケン商会 メカゴジラⅡ 電飾の手直し
『パシフィック・リム: アップライジング』のVFXブレイクダ...
ヘッドマウントディスプレイとビジュアリゼーションの未来
ラクガキの立体化 進捗
海洋堂 20cmシリーズ『キンゴジ』 口内のレタッチ
ゴジラ 60周年記念 デジタルリマスター版 公開
SIGGRAPH Asia
ゴジラ三昧
ビリケン商会 メカゴジラⅡ 眼の2次原型と頭のすり合わせ
2018年 観に行った映画振り返り
海洋堂 20cmシリーズ『モスゴジ』 失敗箇所の本格修復
映画『大怪獣のあとしまつ』を観た (ネタバレ無し)
Houdiniのライセンスの種類
画像生成AI Stable Diffusionで遊ぶ
最近のフィギュアの製造工程
酒井ゆうじ造型工房『23cm シン・ゴジラ』 ベース塗装
ウルトラヒーローズEXPO 2024 サマーフェスティバル ...
MPFB2:Blenderの人体モデリングアドオン
Mixamo:人型3Dキャラクターアニメーション制作サービス
ZBrushでアヴァン・ガメラを作ってみる 壊れたデータの救...
初代ゴジラもS.H.MonsterArts化!
ZBrush 2018での作業環境を整える
Raytracing Wiki
線画を遠近法で描く
顔のモデリング
タマムシっぽい質感
海洋堂 20cmシリーズ『キンゴジ』 パーツの洗浄・煮沸 そ...
酒井ゆうじ 造形コレクション『ゴジラ1999』を購入
海洋堂 20cmシリーズ『キンゴジ』 全身のグラデーション塗...
Point Cloud Utils:Pythonで3D点群・...
アニメーション映画『GODZILLA -怪獣惑星-』の予告編...
恐竜造形の指南書
ZBrush 2018へのアップグレード
ZBrushでゴジラ2001を作ってみる 目元だけ作り込んで...
CGレンダラ研究開発のためのフレームワーク『Lightmet...
ガメラ生誕50周年


コメント