6月末に発売された仮面ライダーエグゼイドの小説をやっと読み終わった。
発売日に購入しておきながら、なかなか読む時間が取れなかったのだ。実質300ページ弱なので読み始めたら割とすぐ読み終わる。
著者はエグゼイドの全脚本を1人で手掛けた高橋悠也氏。
この小説は、仮面ライダーエグゼイドのテレビシリーズ、トゥルーエンディング(劇場版)、平成ジェネレーションズFINAL(劇場版)、そしてVシネマ三部作アナザー・エンディングを経た後の物語。
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ハッピーエンドっぽかったトゥルーエンディングから一転して、アナザー・エンディング三部作では檀黎斗の歪んだ側面が物語をかき回した。
http://ex-aid-trilogy.com/
オイラは3作とも映画館で観た。
「仮面ライダーエグゼイド」の各エピソードの時系列については、この小説巻末の「『仮面ライダーエグゼイド』ノーコンティニュー全史」にも記載されている。それによると、アナザー・エンディングは2020年の出来事らしい。
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感想
だいぶ前置きが長くなった。
本小説 マイティノベルXはアナザー・エンディングからさらに3年後、2023年の話。
アナザー・エンディングの最後で消滅した檀黎斗が残したゲーム「マイティノベルX」の攻略を通じた宝生永夢の物語。シリーズの主人公でありながら、ほとんど描かれることのなかった宝生永夢の生い立ちと、彼と檀黎斗との因縁が本作を貫く大きな柱。
小説ということもあって、登場人物達による回想のような語り口で物語が進んでいく。
各章で以下それぞれの視点・心情が描かれる。
- 仮面ライダーゲンム(檀黎斗)
- 仮面ライダーエグゼイド(宝生永夢)
- 仮面ライダーポッピー(ポッピーピポパポ / 仮野明日那)
- 仮面ライダーブレイブ(鏡飛彩)
- 仮面ライダースナイプ(花家大我)
- 仮面ライダーレーザー(九条貴利矢)
シリーズをずっと見ていたから当然ではあるんだけど、作中のセリフが全部劇中の人物の声で脳内再生された。何となく絵面や表情も思い浮かぶ。
Vシネマを見た時も思ったけど、エグゼイドの最大の魅力って、変身後のアクションシーンというよりは、ゲーム×医療というギミックから生まれるドラマの面白さなので、映像媒体でなくてもその魅力が十分に味わえる。
いやぁ、キャラクター造形が見事だなぁ、と。感情移入し過ぎてちょっと泣いた。
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