ZBrushで仮面ライダー3号を造る ベース編

まずは何より資料集めだ。リファレンスは多ければ多いほど良い。
まだ映画「スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号」は映像ソフトが発売されていないので、有力なのはYoutubeにある映画の予告編・CMとか、映画館で買ったパンフレット。



動画の中から良いフレームを切り出してリファレンスとする。予告編には印象的なパンアップのカットもあったので、カット中からいくつかのフレームを抜き出して、Photoshopのphotomerge機能を使って1枚の画像に合成。これで上半身の高画質なリファレンスができた。

パンフレットにはご丁寧に直立の3面写真(背面がメイン)も載っていたので有難く利用させていただく。もちろん映画も観に行っているので、印象的なセリフやポーズを思い出しながらイメージトレーニング。変身前・後、共に手首をいじる癖をつけてあるんだよね。
これらをリファレンスとして作業に入る。



まず、オープンソースの人体モデリングツールMakeHumanで仮面ライダー3号のスーツアクターの永徳さんと似た体型のベースメッシュを制作。(永徳さんの身長は177cmらしいです)
永徳さんの情報に似せてパラメータ調整(笑)

永徳さんの情報に似せてパラメータ調整(笑)



もちろん作りながら自分で調整はするけど、なるべく自力で作らなきゃいけない範囲を減らしたいので、こういうフリーツールを利用した。これでプロポーションが崩れることはとりあえずないはず。中の人に合わせてガワとなるスーツを作っていくようなイメージ。

これをOBJ形式でZBrushへ持っていく。
ZBrushへインポート

ZBrushへインポート



このベースにサブツールを加えて仮面ライダーに仕立ててやるのだ。って、ここまでほとんどZBrush関係ないな。。。

やっててまたちょっと思い出したんだけど、小学校2年生ぐらいの頃、初代「仮面ライダー」の旧2号ライダーのコスチュームを自作しようと奮闘したことがあった。(我ながら随分渋いところをつくな)
当時のオイラが扱える材料は紙ぐらいだったし、立体を構成するスキルもほとんどなかった。工作スキル以前に、正確な資料も用意できなず、まあ、完成しなかったよね。(まともなリファレンスが用意できないのに突っ走れるのが若さか?)

あれから20年以上も経っているのか。

関連記事

書籍『映画監督 坂本浩一 全仕事』読了

ゴジラ(2014)のディティール制作の舞台裏

書籍『天才を殺す凡人』読了

ヒーローに変身なりきりアーケードゲーム『ナレルンダー』

Amazonオリジナルドラマ『誰かが、見ている』を観た

ZBrushで仮面ライダー3号を造る 仮面編 失敗のリカバー

ZBrushでゴジラ2001を作ってみる 身体のバランスを探...

MPC社によるゴジラ(2014)のVFXブレイクダウン

2021年4月 振り返り

Adobe Photoshop CS4 Extendedの3...

『THE仮面ライダー展』を見てきた

MFnDataとMFnAttribute

2022年 観に行った映画振り返り

そのアプローチは帰納的か演繹的か

PS3用ソフト『ゴジラ-GODZILLA-』を買った

ZBrushでゴジラ2001を作ってみる 身体のSubToo...

UnityでLight Shaftを表現する

素敵なパーティクル

単純に遊びに行くのはだめなのか?

なりきり玩具と未来のガジェット

CGのためのディープラーニング

Vancouver Film Schoolのデモリール

なんかすごいサイト

VCG Library:C++のポリゴン操作ライブラリ

参考になりそうなサイト

布のモデリング

変身ベルト

ファインモールド 1/144 ミレニアム・ファルコンの制作再...

Ambient Occlusionを解析的に求める

MB-Lab:Blenderの人体モデリングアドオン

S.H.Figuarts 仮面ライダーアマゾンズ

ZBrush 2018での作業環境を整える

『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』のVFXブレイクダウン

3D復元技術の情報リンク集

Runway ML:クリエイターのための機械学習ツール

グローバルイルミネーションに手を出す前に、やり残したことがあ...

Human Generator:Blenderの人体生成アド...

ZBrushでアヴァン・ガメラを作ってみる 甲羅の修正・脚の...

HerokuでMEAN stack

Rerun:マルチモーダルデータの可視化アプリとSDK

映画『ゴジラ-1.0』 メイキング情報まとめ

ラクガキの立体化 胴体の追加

コメント