ヘッドマウントディスプレイとビジュアリゼーションの未来

ここ最近、ヘッドマウントディスプレイ「Oculus Rift」の勢いがすごい。行く先々でOculus Riftを使ったデモコーナーがある気がする。
一昔前なら相当大がかりな装置が必要だった仮想現実空間への没入体験も、数万円でデバイスが購入できて、UnityやUnreal Engineのおかげでコンテンツも個人レベルで制作可能になった。

2009年のこのTEDトークを見ると、不思議な気分になる。↓

ジョアン・クチェラ‐モーリン:アロスフィアの旅

ジョアン・クチェラ‐モーリンが、科学的なデータを見て、解釈するための全く新しい方法を紹介します。フルカラーとサラウンドサウンドを使用した、巨大な金属球内部にある「アロスフィア」です。脳内に飛び込み、電子スピンを感じ、分子の音楽に耳を傾けてみてください…



6年前はこんなに大掛かりな装置を使ってやっと「情報の中に入る」というインターフェイスを成立させていたわけね。こういう研究で培われた情報提示の方法論が、どんどん一般へ広がって行きそうな気がする。


スポンサーリンク


ディズニーがアトラクション開発に利用しているVR空間「DISH」も、いずれOculus Riftみたいなヘッドマウントディスプレイに置き換わっていきそう。建造前に完成形をシミュレーションして意思決定するプロセスはこれからどんどん加速しそうだな。


スポンサーリンク

ディズニー、王国を支える「最新兵器」とは?

ところで、調べてみたらディズニーグループの中に、アトラクション開発系の専門会社「Walt Disney Imagineering」っていうのがあるのね。

ディズニーの夢と魔法を実現する技術集団「イマジニア」が凄い!



イマジニアってのはイマジネーション(Imagination)エンジニア(Engineer)を組み合わせたディズニーの造語らしい。
オーディオアニマトロニクスとか作っちゃう人達はイマジニアか。

身体の大きな動きは機械仕掛けで、顔の表情は映像を投影するって、すごいハイブリッドな仕組みだな。↓



アニマトロニクスも進化してるんだなぁ。


スポンサーリンク

関連記事

2020年10月 振り返り
iPhone 3GSがますます欲しくなる動画
ミニ四駆で電子工作
Maya 2015から標準搭載されたMILA
2020年9月 振り返り
かっこいい大人にはなれなかったけど
Kinect for Windows V2のプレオーダー開始
SIGGRAPH 2020はオンライン開催
ZBrushでゴジラ2001を作ってみる 目元だけ作り込んでバランスを見る
Shader.jp:リアルタイム3DCG技術をあつかうサイト
アニゴジ関連情報
写真から3Dメッシュの生成・編集ができる無料ツール『Autodesk Memento』
頭蓋骨からの顔復元と進化過程の可視化
ラクガキの立体化 背中の作り込み・手首の移植
ZBrushでUndo Historyを動画に書き出す
ラクガキの立体化 目標設定
FreeMoCap Project:オープンソースのマーカーレスモーションキャプチャ
HTML5・WebGLベースのグラフィックスエンジン『Goo Engine』
ZBrush 4R8 リリース!
瞬発力の時代
MFnDataとMFnAttribute
オープンソースの物理ベースレンダラ『Mitsuba』をMayaで使う
2022年11月 振り返り
2023年10月 振り返り
UnityのAR FoundationでARKit 3
2022年10月 振り返り
ZBrush キャラクター&クリーチャー
PCの自作
UnityユーザーがUnreal Engineの使い方を学ぶには?
あの頃で止まった時間
デジタル写真のRAW現像と銀塩写真の現像の感覚
Mayaのポリゴン分割ツールの進化
Windows Server 2008にAutodesk Maya 2009をインストール
Vancouver Film Schoolのデモリール
Geogram:C++の3D幾何アルゴリズムライブラリ
タマムシっぽい質感
顔のモデリング
fSpy:1枚の写真からカメラパラメーターを割り出すツール
2018年10月~11月 振り返り
2021年1月 振り返り
ハリウッド版「GAIKING」パイロット映像
2023年3月 振り返り

コメント