今年も1年の振り返り。
2023年はコロナ禍4年目。3月に政府の発表によりマスクの着用が個人の判断に委ねられ、5月には新型コロナ感染症が5類扱いへと変更になった。1日の感染者数が報道されることはなくなり、飲食店から消毒液や透明アクリル板が消え、街や電車内でノーマスクの人の割合がだいぶ増えた。
それでもオイラは引き続き外出時はマスク着用で過ごしていた。ただ、ジムでのクラスター発生を恐れて3年間自粛していたジム通いは再開した。ジムでもランニング中以外はマスクを着用している。
11月に5回目のワクチンを打ったが、世間ではもうコロナ禍は明けたと思っている人が多いのかもしれない。
オイラの仕事は引き続きほとんどリモートワークだったが、だいぶ世間からズレてきたような気はしている。以前との変化を感じたのは仕事上の飲み会が2回あったことぐらい。店選びの問題もあり、どちらもやや苦痛だった。同僚との会話以前に、騒がしい居酒屋が結構なストレス。
仕事は昨年と大して代り映えしなかったが、仕事終わりにジムに行ったり映画館に行ったりと、2023年は割と忙しく過ごしたかもしれない。
活動
以下4つを今年の目標に掲げていた。上から願望順に書いたが、下に行くほど具体性が増す(笑)
- 継続可能な作家活動を模索する
- 経験を得る行動を増やす
- 転職活動を始める
- 運動習慣を取り戻す
「運動習慣を取り戻す」は文句なく達成だ。大腸ポリープを切除した8月だけお休み期間が長かったものの、基本は週2日ペースで、慣れたら少しずつ負荷を増やしてきた。コロナ禍で落ちた体力を少し取り戻せただろうか。この調子で来年も継続したい。次の健康診断は良い数値でありますように。
逆に言うと、明確に達成できたと言い張れるのは「運動習慣を取り戻す」だけだった。
「転職活動を始める」は「始めた」とは言えるけど、進み具合を測る指標を設定していなかったので曖昧な状態。年始頃は「今年中に転職する」とか言っていた気もするが(笑)
TOEICのスコアを上げるためにオンライン英会話の個人レッスンをやるつもりだったが結局できず。
自分が生涯をかけてやりたい仕事、理想の働き方・職場とは何かを言語化したり、労働者としての自分の価値を改めて整理したり、転職後の職場で身に着けたスキルを振り返ったりしていた。
今の職場の嫌なところ、自分の働きかけで変えられそうなことなども考えてみたが、その労力に対して期待できるリターンはやはり少なそう。自分の働きで動かせることが非常に少ないのが今の職場のストレスの根本。
「経験を得る行動を増やす」という願望は、より適切に言語化・ブレイクダウンすると「行動範囲に変化をつける」を日々少しずつ積み重ねることだと気づいた程度。これに気づいただけ前進したとも言えるけど。
「継続可能な作家活動を模索する」はまだ願望のまま、日々の行動に上手くブレイクダウンできなかった。創造的に生きたい願望と、生活のため労働に時間を割かなければならない現実。
1年前の時点で「時間の確保」が大事だと気づいたわけで、まず願望を行動へブレイクダウンする時間を確保すべきな気がしてきた。願望が先行しても何をしたら良いのか分からず時間が過ぎるとこの1年で実感した。
趣味・娯楽
今年の活動をインプットとアウトプットに分けて捉えると、今年はインプット過多だった。こんな風に考えてしまうあたり、自分はやはりアウトプットにこだわりたいのだろう。
インプット
今年は映画館で映画を100本以上鑑賞。
鑑賞本数が増えたことで観るジャンルの幅が広がり、負の歴史や社会問題を扱った作品に触れられたのは自分の見識を広げられてプラスだったと思う。メジャー作品以外の鑑賞数を増やしたことで、まだ世間の評価が定まっていない作品を観て戸惑い、受け止め方を考えるきっかけにもなった。
ただ、時間とお金の使い方が適切だったかと考えるとマイナス面もある。出費は増えたし、アウトプットに割けるはずの可処分時間を圧迫した。
映画鑑賞はほとんど受け身で完遂できてとても楽だ。上映開始時刻までに座席につけば、後は座ってスクリーンを眺めているだけで良い。上映中は邪魔が入らないし、自分のスマホを見ることもできない。他人が定めた時間割に乗れば、邪魔されない時間が確保される。そういう点では学校の授業を受けるのと似ているかもしれない。
インプットで言うと、今年に限らず書籍を購入しておきながらちゃんと読まない「積読」が多い。買うジャンルはオタク本、技法書、技術書、実用書、自己啓発。小説等はほとんど買わない。
色々買ったものの、今年読み終えた本は「プロジェクトマネジメントの基本が全部わかる本」と「頭のいい人が話す前に考えていること」だけだ。「すごい言語化」は半分を少し超えた程度。仕事上のストレスをどうにかしたくて、特にコミュニケーションに関わる知識を得ようとしてしまう。この手の書籍は読む負荷が少ないので読み進めやすいのもある。
今年はオンラインで有料の講演を申し込んでみた。
だが、視聴時間をちゃんと確保できず出費だけがかさんだ。オンラインは手軽で便利だが、現地に出向いた方が映画館と同じように確実に最後までて聴講できる分効果的だろう。
アウトプット
模型
転職して以降、趣味のペースが崩れがちだったが、今年は特に模型趣味に全然手が着かず。去年にも増して、ミニプラのパチ組みしかできていない。
映像作品を鑑賞したテンションで「ガンダムエアリアル」や「シン・仮面ライダー」に手を着けはしたものの、ブログ記事にすらならないぐらい中途半端なところで止まってしまった。
ガンダムSEEDのHDリマスターのリバイバル上映を観たテンションでエントリーグレードのストライクガンダムをパチ組みした。
ミニプラについてはどちらかと言うと、「片付けなきゃ」「消費しなきゃ」という感覚で組み立てていたような気がする。
キングオージャーについては結局劇中に登場したメカを全て揃えてしまった。
CG
ZBrushについては、ずっと未完成のままのデータをほんの少し進めた程度で、どれも完成には至っていない。
学生の頃のラクガキを元に今年新たに作り始めたものもあるけど。
BlenderのGeometry Nodeで遊んでみたが、まださほど使いこなせてはいない。
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Geometry Node遊び#blender #b3d #geometrynode pic.twitter.com/37zObYxJ32
— NegativeMind WIP (@NegativeMindWIP) June 10, 2023
プロシージャルなモデリングに加え、反射やフォグなどレンダリングのテクニックで画面をリッチに見せるテクニックにもっと習熟したい。
勉強
ここまで、インプットとアウトプットを分けて書いてきたが、インプットをちゃんと自分の成長に繋げるにはアウトプットを通じてインプットの質を測るべきだと思っている。
今年は久しぶりに研究論文を精読し、ブログ記事にまとめることができた。
そのやり方を整理して言語化もしてみた。
以前投稿していたブログ記事よりも詳しく理解してまとめられた気はする。今年中に3D Gaussian Splattingも記事にまとめたかったが叶わず。
できれば生成系AIの原理もちゃんと勉強したいのだが、もはやどこから手を着けたら良いのやら。
ブログ記事
年々ブログに投稿する頻度が減ってきているのもあり、アクセス数も落ちている。今までこのブログのレンタルサーバー代は広告収入で賄ってきていたが、広告収入は減少する一方で、12月はついに赤字になってしまった。今やメインコンテンツは毎月の振り返り記事だけ。
また、昨年イーロン・マスクに買収されたTwitterが今年からXになり、改変が進んでどんどん歪なサービスになってきている。
代替となるSNSがいくつか立ち上がり、オイラもThreadsやBlueskyを試すようになった。今1番以前のTwitterのように投稿しているのはBluesky。
引き続きXは使用しているものの、気軽につぶやくことはほぼなくなり、情報収集のメモがわりにリポストする程度。
環境
意志ではなく仕組みでインプットとアウトプットの量と質を高めたい。できれば余計なことを気にせず集中できる、あるいはリラックスできる空間が欲しい。
リモートワークは通勤時間・労力を無くせる反面、仕事とプライベートの境目がぼやけて仕事がプライベートを侵食してくる。オイラが平日仕事終わりに映画館やジムへ行くようになったのは、場所を変えることでその侵食を避ける効果もあった。
気候的な問題もあるが、じっとしていられる居心地の良い場所がないのも問題。今以上に環境を整えようとすると、もう引っ越すぐらいしかない。環境を整えるためにも収入を増やしたいし、できれば仕事を通じて自分を高められる職に着きたい。
生活
リモートワーク続きで外出せず他人と対面する機会がほとんどないので、お風呂に入るのがとても面倒に感じる。人と会う予定がない限りお風呂に入ろうと思えなくなってしまった。
運動習慣は取り戻したものの今年も健康診断でひっかかり、初めて大腸内視鏡検査を受けた。その結果大腸ポリープが見つかり切除した。
その深刻さにあまりピンときていなかったが、一般的にはもっと上の年齢でできるもので、放置するとガンになる可能性もあるらしい。
体質の影響もあるらしくハッキリとした予防方法は無いそうで、できるのは食事を含めて生活習慣に気をつけることぐらいらしい。
日々の生活習慣の影響が身体に出やすい年齢になったのだろうか。自分の身体を大切にしないといけないが、食事にはなかなか興味を持てない。
そして今年は両親の突発的な救急搬送・入院・手術があった。もう高齢者ではあるが、特にコロナ禍を経て衰えが進んだように見える。
出費と資産運用
3年前の転職に伴う退職金で米国株式投資を始めて以降、同じ証券会社で積み立てNISAもやるようになって1年半ほど経った。
2024年から始まる新制度のNISA枠は以前よりも額が大きくなったので、収入的に全部使い切るのは難しそう。旧NISAの枠ですらやや無理して埋めていたので、使えるお金が減ってむしろ金欠のような感じになった。労働から自由になるために不労所得が欲しいんだけど、なかなか都合良くはいかない。
昨年マイナスになっていた所有米国株式銘柄が今年は割とプラスに転じてくれたのがせめてもの救い。
ブログには書いてないけど、書籍だけでなくおもちゃやプラモデルも山ほど買って積んでいるのと、今年は新しいiPhoneやQuest3を購入してしまい、円安のせいもあってかなり大きな出費となった。
最近は突発的な出費に怯えて暮らしている。色々なものが値上がりしていて、以前と同じように日々の買い物をしていると随分出費が増えたように感じる。
2023年の各振り返り記事を振り返る
毎月の振り返り記事はこのブログのメインコンテンツ(笑)
昨年の時点で日々の雑記メモを毎月の振り返り記事へまとめていく方法論をある程度確立したのもあり、今年は振り返り記事を書く労力に悩まされることはなくなった。整理するのに時間がかかりそうな仕事の振り返りは書くのを省略するようになったのもあるが。
6月を最後に仕事について振り返りを書かなくなったが、仕事に関する日々の雑記メモは続けていたのでモヤモヤは溜まっている。仕事の振り返りだけでもかなり長くなりそうなので別記事にまとめた↓
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