前回から3ヶ月以上経ってしまった。そんなに間が空いた自覚はなかったのに。

前回全身のバランスを探ってみて、GMKゴジラの全身のバランスが分かる資料を意外と持っていないことに気づいたので、新たに資料を購入した↓
この書籍には真横から見た全身写真が載っている。
劇中のGMKゴジラ特有の仁王立ち・猫背気味の首のラインに姿勢を変えてみると、前回までは脚が長過ぎたことに気づいた。腕のポーズも前回までは随分高めに構えていた。

後々口の内部を作り込むことを想定して、下アゴは別SbToolへ分割。
バランスを見るために背びれのアタリもなんとなく作ったけど、まだだいぶいい加減。背びれはさっさと数を揃えて、1つ1つ独立したSubToolにしておいた方が良さそう。
正面から見た雰囲気はだいぶ近づいたと思う。
目つきが似ているか分かりづらかったので眼球だけペイントした。実は、ZBrushのペイントでマテリアルを固定する方法を初めて知った。

正面から見た資料は結構あるけど、頭頂部や後頭部の形状が分かる資料がまだ不足している。これはGMKゴジラに限らず、怪獣もの全般に言える話。
身体のバランスを整えたことで、人間が入ってそうな雰囲気が出てきた。
なんとなく、メイキング写真にある制作途中のスーツのフィッティング風景の雰囲気に似てきたかも。

余談だが、今までずっとMatCapマテリアルを使っていたけど、より形状を把握しやすくするためにStandardマテリアルを使い始めた。
作業の振り返り
劇中のGMKゴジラは、下アゴ付近の首周りに大きなシワができていて、そのシワのダブつき具合によってポーズごとにかなり印象が違って見える。そして、劇中だと首のシワ部分が影になっていて形状が見えにくい。
顔のモールドは、資料写真を重ねて見ながら作り込んでいかないとわけがわからなくなりそう。
背びれの数を揃えるのと、牙や手足の爪もそろそろ作り始めるか。尻尾も節ぐらい作った方がバランスを見やすいよな。
新たな参考資料
ところで、歴代のゴジラとその対戦相手の特徴を解説した書籍が発売された↓
各怪獣ごとの特徴に合わせて描き分けられてる西川氏の自画像がかわいい。
まとめページ↓

関連記事
ビリケン商会 メカゴジラⅡ 眼の型取り
ZBrushでアヴァン・ガメラを作ってみる 全体のバランス調...
ゴジラ・フェス オンライン 2020
ビリケン商会 メカゴジラⅡ 透明化した耳パーツの加工
ホビージャパンのムック『怪獣大進撃』が復活
PolyPaint
Structure from Motion (多視点画像から...
海洋堂 20cmシリーズ『モスゴジ』 筆でレタッチ・全身のウ...
『西川伸司 原画展 呉爾羅百態』に行ってきた
MeshLab:3Dオブジェクトの確認・変換に便利なフリーウ...
GODZILLA(2014)のBlu-Rayは2015年2月...
海洋堂 20cmシリーズ『84ゴジラ』 全身のドライブラシ・...
そのアプローチは帰納的か演繹的か
3Dグラフィックスの入門書
ゴジラ 60周年記念 デジタルリマスター版 公開
ホビージャパン2016年10月号はシン・ゴジラ特集
Stanford Bunny
ゴジラの造形
海洋堂 20cmシリーズ『モスゴジ』 全身のグラデーション塗...
酒井ゆうじ造型工房『20cm ビオゴジ出現』 爪の塗装
海洋堂 20cmシリーズ『84ゴジラ』 気泡の処理 その3
海洋堂 20cmシリーズ『キンゴジ』 全身のグラデーション塗...
フルCGのウルトラマン!?
Vancouver Film Schoolのデモリール
ZBrushでアヴァン・ガメラを作ってみる 甲羅の修正・脚の...
ワンダーフェスティバル2024[夏]に行ってきた
映画『GODZILLA 怪獣惑星』を観た (ネタバレ無し)
ゴジラの口の色
続・ゴジラ2000ミレニアムの塗装
ニンテンドー3DSのGPU PICA200
Rerun:マルチモーダルデータの可視化アプリとSDK
映画『モスラ』 4Kデジタルリマスター版
Siggraph Asia 2009 カンファレンスの詳細
ワンダーフェスティバル2024[冬]に行ってきた
ハリウッド版「GAIKING」パイロット映像
書籍『The Art of Mystical Beasts』...
GoB:ZBrushとBlenderを連携させるアドオン
MFnMeshクラスのsplit関数
Texturing & Modeling A Pro...
Subsurface scatteringの動画
DeAGOSTINI『週刊 ゴジラをつくる』創刊
FreeMoCap Project:オープンソースのマーカー...


コメント