ZBrushでゴジラ2001を作ってみる 姿勢の変更

前回から3ヶ月以上経ってしまった。そんなに間が空いた自覚はなかったのに。



前回全身のバランスを探ってみて、GMKゴジラの全身のバランスが分かる資料を意外と持っていないことに気づいたので、新たに資料を購入した↓



この書籍には真横から見た全身写真が載っている。



劇中のGMKゴジラ特有の仁王立ち・猫背気味の首のラインに姿勢を変えてみると、前回までは脚が長過ぎたことに気づいた。腕のポーズも前回までは随分高めに構えていた。



後々口の内部を作り込むことを想定して、下アゴは別SbToolへ分割。
バランスを見るために背びれのアタリもなんとなく作ったけど、まだだいぶいい加減。背びれはさっさと数を揃えて、1つ1つ独立したSubToolにしておいた方が良さそう。

正面から見た雰囲気はだいぶ近づいたと思う。
目つきが似ているか分かりづらかったので眼球だけペイントした。実は、ZBrushのペイントでマテリアルを固定する方法を初めて知った。



正面から見た資料は結構あるけど、頭頂部や後頭部の形状が分かる資料がまだ不足している。これはGMKゴジラに限らず、怪獣もの全般に言える話。

身体のバランスを整えたことで、人間が入ってそうな雰囲気が出てきた。
なんとなく、メイキング写真にある制作途中のスーツのフィッティング風景の雰囲気に似てきたかも。



余談だが、今までずっとMatCapマテリアルを使っていたけど、より形状を把握しやすくするためにStandardマテリアルを使い始めた。

作業の振り返り

劇中のGMKゴジラは、下アゴ付近の首周りに大きなシワができていて、そのシワのダブつき具合によってポーズごとにかなり印象が違って見える。そして、劇中だと首のシワ部分が影になっていて形状が見えにくい。
顔のモールドは、資料写真を重ねて見ながら作り込んでいかないとわけがわからなくなりそう。



背びれの数を揃えるのと、牙や手足の爪もそろそろ作り始めるか。尻尾も節ぐらい作った方がバランスを見やすいよな。

新たな参考資料

ところで、歴代のゴジラとその対戦相手の特徴を解説した書籍が発売された↓



各怪獣ごとの特徴に合わせて描き分けられてる西川氏の自画像がかわいい。

まとめページ↓


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