BlenderのPython環境にPyTorchをインストールする

多くのDCCツールがPythonスクリプト環境を提供している反面、対応しているのはPython2.x系ばかりで最近流行りのディープラーニングフレームワークが使えない。(Python2.x系は2020年1月1日でサポート終了のはずだが)
そんな中、BlenderのPython環境はPython3.x系なのである。

BlenderのPython環境にちょっと触ってみようと思う。
こちらの記事を参考にBlender2.81のPythonにpipを入れようとしたけど、-m ensurepipができなかった↓
https://qiita.com/hibit/items/1ac97c71d5adc5b45f85

ちょっと調べてみると、どうやらBlender 2.81のPython環境はすでにpipがインストール済みらしい。
https://github.com/domlysz/BlenderGIS/issues/202


BlenderのPython環境でpip

オイラはWindows環境でポータブル版(zip版)のBlender 2.81をC:\Software\Blender以下に配置しているので、管理者権限でコマンドプロンプトを開き、Blenderのインストールディレクトリ内pyhon/binまで移動し、Pythonコマンド(python.exe)を叩いてみた↓

python.exe -m pip install --upgrade pip



pipが最新版にアップグレードされた。

同様に、setuptoolsもアップグレード↓



調子に乗ってPyTorchをインストールしてみよう(笑)
PyTorch公式のインストール方法を参考に以下のコマンドを叩く↓

python.exe -m pip install torch===1.3.1 torchvision===0.4.2 -f https://download.pytorch.org/whl/torch_stable.html



インストールできたっぽいぞ。Scriptsフォルダに配置されたexeについては別途パスを通す必要があるのかな。

ところで、GitHubでpytorch-blenderなるリポジトリを見つけたけど、これはこれでそのうちいじってみたい。

VSCodeでBlender Pythonコーディング

どうせなら最近お気に入りのVSCodeで書きたいと思ったらちゃんと方法があるらしい↓
https://qiita.com/nutti/items/5ef0d80f4809ded61ea4

fake-bpy-moduleという、BlenderのPython APIのインタフェース部分のみを記述した疑似モジュールを使う↓
https://github.com/nutti/fake-bpy-module/blob/master/docs/setup_visual_studio_code.md

Blender 2.81のAPIドキュメント↓
https://docs.blender.org/api/2.81/

あ、MeshCNNのコードでもBlenderのPython API使ってるね↓
https://github.com/ranahanocka/MeshCNN/blob/master/scripts/dataprep/blender_process.py

関連記事

KelpNet:C#で使える可読性重視のディープラーニングラ...

注文してた本が届いた

ZBrushで仮面ライダー3号を造る 仮面編 横顔のシルエッ...

ディープラーニング

OpenCVの超解像(SuperResolution)モジュ...

OpenMayaのPhongShaderクラス

顔のモデリング

Unityで360度ステレオVR動画を作る

3Dモデルを立体視で確認できるVRアプリを作っている

SIGGRAPH Asia

実写と実写の合成時の色の馴染ませテクニック

ZBrushで基本となるブラシ

libigl:軽量なジオメトリ処理ライブラリ

Raytracing Wiki

映画『ゴジラ-1.0』 メイキング情報まとめ

AmazonEC2のインスタンスをt1.microからt2....

レンダラ制作はOpenGL とか DirectX を使わなく...

NeuralNetwork.NET:.NETで使えるTens...

TensorFlowでCGを微分できる『TensorFlow...

Raspberry PiのGPIOを操作するPythonライ...

ラクガキの立体化 3Dプリント注文

Google Chromecast

ZBrushCoreのTransposeとGizmo 3D

ZBrushでゴジラ2001を作ってみる 身体のSubToo...

映画『シン・ウルトラマン』 メイキング記事まとめ

Unity ARKitプラグインサンプルのチュートリアルを読...

openMVGをWindows10 Visual Studi...

Unityの各コンポーネント間でのやり取り

Blenderでよく使うaddon

JavaScriptとかWebGLとかCanvasとか

FreeMoCap Project:オープンソースのマーカー...

Kubric:機械学習用アノテーション付き動画生成パイプライ...

フォトンの放射から格納までを可視化した動画

仮想関数

Caffe:読みやすくて高速なディープラーニングのフレームワ...

HD画質の無駄遣い その2

WebGL開発に関する情報が充実してきている

Raspberry PiでIoTごっこ

Point Cloud Libraryに動画フォーマットが追...

リメイク版ロボコップスーツのメイキング

Open Shading Language (OSL)

OANDAのfxTrade API

コメント