手軽な娯楽

今年の夏は数年ぶりに思いっきり風邪をひいて寝込んでしまった。
1週間ほど、熱もあって咳が止まらずに辛かったけど、良い機会(?)なので、横になりながらAmazonビデオでドラマの「アオイホノオ」全11話を一気に観た。スマホでも観れるので、最近のビデオオンデマンドサービスって本当に便利。

アオイホノオ【テレビ東京オンデマンド】

アオイホノオ」を選んだのは、先日、島本和彦先生がコミケで頒布していた同人誌「アンノ対ホノオ」と、LINELIVEでも少し中継された映画「シン・ゴジラ」の発声可能上映の影響。
1話が28分と短いのもあり、ホントに勢いで全部観ちゃった。(件の同人誌はその後の通販で注文しました)



1話観終わるごとに、ドラマ公式サイトのだまされるな!アオイホノオ 11の秘密も合わせて読むとさらに楽しめる。

原作のマンガの方はまだ完結してないけど、ドラマ版はハッピーエンドで幕を閉じる。

[まとめ買い] アオイホノオ(ゲッサン少年サンデーコミックス)

観ていて感じたんだけど、アオイホノオの舞台の1980年と現代では、映像コンテンツの手軽さが雲泥の差だ。36年の時が経って、映像コンテンツの利便性は急速に向上し、価格も下がり、今や1980年当時のマンガ並みに手軽な娯楽になっている気がする。まあ、現在のマンガはさらに入手の手軽さが増していますけど。

そういう時代を描いたドラマをスマホの画面で観たってのもちょっと不思議な感覚。

1980年という時代に「オタク」になるには相当な労力を費やす必要があったと思う。ビデオ(テープ)がまだ高価だった時代、公開が終了した過去の映画・番組を観るのはかなり困難だったはず。
そんな時代に、ガンダム全話、イデオン全話のビデオを所有していたような人達って、時間もお金も全部それにつぎ込んでやっと手に入れてたんじゃないかな。それこそ、そっちにつぎ込まなければ車とか家とか買えるレベルだったんじゃないか?

そう考えると、今の時代のオタク、特にアニメや特撮などの映像コンテンツが好きな人ってのは一体何なんだろうか。(その中にオイラも含まれるわけですが)

コンテンツ趣味を絶ったところで、それ以外の趣味(スポーツとか)が成り立つほどのお金は手元に残らんぞ。あれ?今の時代、映像コンテンツって意外と貧困層の娯楽なんじゃないか?

なんだかネガティブな結論。。。

関連記事

機動武闘伝Gガンダム

重いコンテンツとゆるいコンテンツ

2018年の振り返り

ゆるキャラ

映画から想像するVR・AR時代のGUIデザイン

書籍『メイキング・オブ・ピクサー 創造力をつくった人々』を読んだ

Google ブック検索

2021年3月 振り返り

Web配信時代のコンテンツ構成

2019年12月 行動振り返り

2017年10月 振り返り

2018年1月~3月 振り返り

HackerスペースとMakerスペース

映画『ドラえもん のび太と雲の王国』を観た

劇場版『仮面ライダーエグゼイド トゥルーエンディング』を観た (ネタバレ無し)

PCの自作

すてる英語学習本『ずるいえいご』

タイトルが記事の見出しみたい

共通の「思い出のコンテンツ」がない世代

2020年1月 振り返り

Mr.ビーン

ペーパーカンパニーを作ってみたい

ミステリー・コメディドラマ『名探偵モンク』

そのアプローチは帰納的か演繹的か

裾野を広げる「○○カフェ」という存在

2023年4月 振り返り

Googleが求める『スマート・クリエイティブ』と言われる人材

Structured Approach

2017年11月 振り返り

2018年6月~7月 振り返り

皆声.jp

中学3年生が制作した短編映像作品『2045』

「考える」と「調べる」は違う(と思う)

THIS IS IT ⇔ IT IS NOT THIS!

2020年10月 振り返り

2018年8月~9月 振り返り

2022年6月 振り返り

『PIXARのひみつ展』に行ってきた

2017年8月 振り返り

トランスフォーマー/リベンジ [Soundtrack]

仮面ライダーアマゾンズの主題歌『Armour Zone(Full Version)』が6月17日先行...

分業とコミュニケーション 情報伝達網の設計

コメント