映画「ウルトラマンXきたぞ!われらのウルトラマン」を観てきた。普通の映画よりも少しお値段が安くて、一般1,500円だった。
相変わらず上映館数は少ないけど、予告編から熱いケレン味を感じたので観に行こうと思った。
本作の田口清隆監督は、テレビシリーズのウルトラマンXからメイン監督を務めており、自主制作映画で特撮作品「大怪獣映画 G」を撮ったことでも有名。
平成ウルトラマンの頃は封印していた、旧作の人気キャラクターを再登場させる路線も、もう5年以上経つ。
1年間のシリーズではないけど、一応テレビ放送の「ウルトラマン列伝」の枠内の作品もギンガ、ギンガS、Xが作られ、新しいファン(子供たち)が生まれる環境はちゃんとある。最近は旧作のキャラクターと新キャラクターが分け隔てなく扱われるので、初めて見るちびっこはどちらも新鮮なのだろうか。
今回の映画も旧作のキャラクターやオマージュが多く、おっさんはニヤリとする。劇中の人物は初めて目にする初代ウルトラマンやウルトラマンティガ、それに関連したアイテムのことを、古いファンは皆知っている。この感じ、最近のスタートレックとも似た感覚だ。歴史をもう1度なぞっているような感覚。
今回の映画にゲストとして(?)登場するウルトラマンティガは、オイラが初めてリアルタイムで体験したテレビシリーズのウルトラマンだった。それまで、ウルトラマンと言えば再放送やビデオ作品のものだった。当然、怪獣図鑑にはすでに物語のあらすじや怪獣の弱点・負け方が載っていて、ウルトラマンを見るのはその歴史を後追いしているような気分だった。歴史の資料を見るような、貴重なもののようにも感じていた。
だが、ウルトラマンティガ放送中は違った。まだ誰も登場する怪獣を知らないし、結末も知らない。もちろん後にダイナが登場するなんてことも(笑)
そういう普通のウルトラマン体験が初めてだった。
なので、オイラの中では未だにティガ以前、以降で気持ちがちょっと分断している。ティガが歴史の一部になっているのが未だに不思議な感覚なのです。
ところで、今回の映画に登場する初代ウルトラマンは、Cタイプマスクがベースだけど、いわゆるのぞき穴が目立たないよう今風に処理されたマスクをしている。肩の詰め物がやや多くなっているのは他のウルトラマンと並んだ時のバランスの関係でしょうか。
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