巷で噂の、中学3年生 38912 DIGITALさんが自主制作したという5分ほどの短編映像作品↓
すでにネットのニュースなどでも取り上げられていて「天才少年現る」といった感じ。
http://kai-you.net/article/26364
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1602/29/news087.html
だが、少し調べてみると、どうやらこの少年、いわゆる天才肌のクリエイターというより、時間をかけた訓練と、堅実な自己管理によって着実に作品を完成させ、公開に至ったようなのだ。(もちろん天才と呼べるレベルなのですが)
以下はBlender公式サイトのアルバムページから38912 DIGITALさんの書き込みの引用↓
「2045」の制作時間に関しては約1年かけて作ったので全体としてどれくらいかけたのかは残念ながら分からなくなっていますが、効率を重視することにはとても気を遣っています。勉強や習い事で忙しく限られた時間の中で作らなければならないので、ノートにTo-Doリストや制作目標時間を書くなどして効率を上げました。例えばレインボーブリッジのシーンはカメラマッピングと2D処理で作業を簡略化することで1日で仕上げています。
空いた時間は映像、学校の登校中も街のビルを観察するなど、とにかく限られた時間をどう使うかを意識して制作しています。
なお、「2045」は学校の総合的な学習の時間の課題として作ったものなので、本編の他にレポートと講堂発表用のプレゼン資料も作りました。
学校の総合的な学習の時間ってところに世代の違いをひしひしと感じてしまうな(笑)
この書き込みを読むと、かなりの進捗管理能力がうかがえる。中学生でTo-Doリストを用意しているなんて。(社会人でもできない人いっぱいいるのに)
オイラが中学生の頃は「限られた時間」なんて感覚はまるでなかったよ。。。
期日までに完成させ、公開することの重要性をすでに認識しているようだし、かなり大人というか、「仕事な感覚」を持っているんじゃないだろうか。
勝手な想像だが、たぶん試験勉強も計画的に進めていけるタイプなんじゃないでしょうか。(成績良さそう)
実際、こういう考え方ができて、実践できる人ってどんな分野でも着実に成果を上げると思うんですよ。
38912 DIGITALさんは作品のメイキング動画も公開している↓
春から高校生ということだが、変な大人に惑わされず、堅実に自分を高めていってほしい。今後の活躍にも期待大ですね。
インターネットで大人達から「◯歳なのにすごい!」と年齢条件つきで過大に褒められ道を踏み外した若者を何人も見てきたので、今回のCGの子も可哀想だな、と思っている。
— 小野マトペ (@ono_matope) 2016年3月1日
ちょっと上から目線で語ってしまいましたが、正直かなり尊敬します。
追記:読売新聞が38912 DIGITALさん本人に取材している↓
http://www.yomiuri.co.jp/science/feature/CO022412/20160318-OYT8T50084.html
http://www.yomiuri.co.jp/science/feature/CO022412/20160318-OYT8T50085.html
http://www.yomiuri.co.jp/science/feature/CO022412/20160921-OYT8T50119.html
http://www.yomiuri.co.jp/stream/?id=04992
追記:38912 DIGITALこと三宅智之さんが総務省の “異能(Inno)vation” に採択されたそうです。すごい。
総務省の "異能(Inno)vation" に採択されました!https://t.co/GlZMELJXCs
未成年では初、今までで最年少だそうです。
チャンスを与えてくださったみなさま、本当にありがとうございます。
ここから1年、研究を進めていきます! pic.twitter.com/UC8XNR5ak7— 38912 DIGITAL (@38912_DIGITAL) 2016年10月21日
2017年10月 追記:現在は高校の映画部で活動されているんですね。
高校の部活の紹介映像を作らせていただきました。部員増えてほしいものです…。 https://t.co/yTZ4MkGkE1
— 38912 DIGITAL (@38912_DIGITAL) 2017年4月6日
新作です。
本庄市のPR映像を高校の映画部で作りました!メイキングも併せてご覧下さい。【The Beginning of Hanipon】https://t.co/roul41jamL
【メイキング】https://t.co/w1DsYmf6qi pic.twitter.com/llHpRM0sFF
— 38912 DIGITAL (@38912_DIGITAL) 2017年8月9日
映画『最期の星』特報https://t.co/B7nKSPPbLL
主演:小川未祐・渡辺優奈
監督:小川紗良
撮影:奥山大史早稲田大学映像制作実習2017 pic.twitter.com/467xlmyV5y
— 映画『最期の星』 (@saigo_no_hoshi) 2017年9月5日
雑誌AERAで取り上げられているそうですよ。
本日発売のAERA 2017.10.16号に載りました。
ノーベル賞とは程遠いですが…取り上げていただいてありがとうございます! https://t.co/LMkC3VRxHX— 38912 DIGITAL (@38912_DIGITAL) 2017年10月7日
関連記事
ニンテンドー3DSのGPU PICA200
BlenderのRigifyでリギング
Oculus Goを購入!
顔モデリングのチュートリアル
HTML5・WebGLベースのグラフィックスエンジン『Goo...
共通の「思い出のコンテンツ」がない世代
2017年7月 振り返り
ポリ男をリファイン
Photogrammetry (写真測量法)
ブログをWordpressに引っ越して1周年
猫背の巨人・ウルトラマンベリアル
DUSt3R:3Dコンピュータービジョンの基盤モデル
2017年 観に行った映画振り返り
無料で学べる技術者向けeラーニングサービス「Webラーニング...
東映特撮BBを不便に感じてしまう…
kotobankを使ってみた
2023年11月 振り返り
Point Cloud Utils:Pythonで3D点群・...
Blender 4.2以降のWindowsPortable版...
3Dモデルを立体視で確認できるVRアプリを作っている
HD画質の無駄遣い
3Dスキャンに基づくプロシージャルフェイシャルアニメーション
株式会社ヘキサドライブの研究室ページ
二次創作というやつ
2023年5月 振り返り
2022年2月 振り返り
ZBrushでアヴァン・ガメラを作ってみる 口のバランス調整
UnityのTransformクラスについて調べてみた
ZBrushの作業環境を見直す
エンジニア向けの転職サイトが凝っている件
ラクガキの立体化 背中の作り込み・手首の移植
昔Mayaでモデリングしたモデルをリファインしてみようか
ファンの力
進撃のタカラトミー
タマムシっぽい質感
フィーリングに基づくタマムシの質感表現
Adobe Photoshop CS5の新機能
Amazon プライム・ビデオでゴジラシリーズが全作見れるぞ...
ZBrushでゴジラ2001を作ってみる 身体のSubToo...
ZBrush 2018へのアップグレード
Unreal Engineの薄い本
2019年9月 行動振り返り
![AERA (アエラ) 2017年 10/16 号【表紙:新垣結衣】[雑誌]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/41W92ihYEyL.jpg)


コメント