TMK メカゴジラ (1993) バーニア周辺のディティールアップ

前回は眼に電飾ギミックを仕込む方法についていくつかテストしてみた。



今回はギミックではなく、ディティールアップの話。特にバーニア周りのディティールについて。


キットと劇中スーツの比較

仮組み状態のキットと劇中に登場するスーツを見比べて気になったのが、



背中のバーニア基部(?)パーツの分割ラインの違い↓



劇中にはないラインは接着して埋めて、劇中にあるラインを新たに彫り込んでスジボリを追加することにしよう。

バーニア基部パーツの位置決め

背中のバーニア基部パーツは取り付け方法がちょっとトリッキーで、いわゆるスナップフィット構造にもなっていない。このままだとパーツがガタついてしまい、しっかり固定できず位置がブレてしまう↓



なので、まず背中のバーニア基部の位置ズレを防ぐためにパーツの接続部分周辺の隙間をエポキシパテで埋めて固めてしまう↓



これでパーツがガタつくことなく固定できるようになった↓


スジボリの追加

幅3mmのテープでガイドを作り、ガイドに沿ってスジボリを追加していく。



まず、テープのガイドに沿ってデザインナイフを押し当てて薄い傷跡のような僅かな切り込みを作ってから、その切り込みの溝をタガネやPカッターで彫り込んで深く太い溝にしていく↓



印象を見るため、いったん背びれパーツも取り付けて眺める↓



劇中のラインと比べると3mmはちょっと幅が広過ぎた気もするけど、まあ良しとしよう。

バーニア部のディティールアップ

バーニア部は開口して市販のディティールアップパーツを取り付ける。




バーニア部の開口

背中、脚のバーニア部をピンバイスで開口し、棒ヤスリで穴を広げた↓




ディティールアップパーツの取り付け

開口した穴にコトブキヤのプラユニット P113 バーニアノズル IIIをハメ込む。



サイズ的には、背中に2、脚に6がちょうど良さそう。








バーニアパーツの位置決め

バーニアパーツは塗装後に接着した方が都合が良いので、現段階ではパーツを固定する位置だけ決めておく。
バーニアパーツの取り付け位置の裏側からエポキシパテを押し当てて、バーニアパーツがフィットする形状を作っておく↓




背中のバーニア基部の接着・合わせ目消し

ディティールアップパーツの固定位置決めの工作まで終わったので、背中のバーニア基部パーツを背中パーツに接着し、合わせ目をエポキシパテで埋めた↓



このキットはどうやらパーツの合わせ目の隙間が大きいので、プラモデル用接着剤で溶かした「ムニュッ」だけでは合わせ目を消せなそう。

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