世界一下品なクマと世界一紳士なクマ

ted2を観てきた。



予告編に出てくる、車とトレーラーが激突して爆発炎上するシーンは無かったぞ…



オイラは前作も映画館で観た。その頃はどっちかというとフルCGのテディベアに興味があって観に行ったんだけど。もうこの手のCGキャラクターが俳優と自然に掛け合いするようなシーンも割と当たり前な時代になっちゃったね。





前作で確立したファンタジーな「生きたクマのぬいぐるみ」の存在がどんどん黒いネタに突っ込んでいく作風は、今作でさらにエスカレートしている。というか、笑いの取り方が下ネタと差別ネタにさらに寄ってきている印象。物語の主軸に「テッドに人権はあるのか?」っていうネタを持ってきているけど、あくまでブラックな笑いのネタとしてファンタジーと最も縁遠い要素を題材にしている感じ。
オイラにはわからないパロディネタがいくつかあったので、もうちょっと映画通な方が楽しめたのだろうか。

そして、ted2上映前に「映画史上最も紳士なクマ」というキャッチコピーと共に実写版パディントンの予告編が流れた。



パディントンは、イギリスに住んでいた頃に人形アニメが放送されていて、とても不気味に感じたのを覚えている。

https://www.youtube.com/watch?v=hdVPymvBCm8

フィルム撮影だったからなのか、やたらと陰影がキツめだったのと、陰影による情報量の多さに比べて動きの情報量が極端に少ないギャップが違和感の元だったような気がする。柔らかい素材感のはずが、動きが異常に硬い感じの不気味さ。昔はクレイアニメなどのストップモーションアニメーション全般にこの手の不気味さを感じていた。

そういうことを考えると、テッドの柔らかい質感と動きの柔らかさに、技術の進歩と演出の巧さを感じる。ちゃんと「生きたぬいぐるみ」として当たり前のように成立してるって、すごいことだよなぁ。


関連記事

『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』のVFXブレイクダウン

viser:Pythonで使える3D可視化ライブラリ

オープンソースのネットワーク可視化ソフトウェアプラットフォー...

OpenMayaRender

ZBrushでアヴァン・ガメラを作ってみる 下半身のバランス...

映画『シン・仮面ライダー』を最速上映で観た! (ネタバレ無し...

頭蓋骨からの顔復元と進化過程の可視化

CreativeCOW.net

実写版『進撃の巨人』を観た (ネタバレあり)

ZBrushでアヴァン・ガメラを作ってみる 下アゴと頭部を作...

Physics Forests:機械学習で流体シミュレーショ...

ZBrushからBlenderへモデルをインポート

Mayaでリアルな布の質感を作るチュートリアル

MPC社によるゴジラ(2014)のVFXブレイクダウン

映画『ダウンサイズ』を観た

2021年 観に行った映画振り返り

MeshroomでPhotogrammetry

スーパープレミアム スペシャル時代劇 「荒神」

BlenderのRigifyでリギング

mentalrayのSubsurface Scatterin...

『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』のVFXブレイ...

トランスフォーマーロストエイジのメイキング

Amazon プライム・ビデオでゴジラシリーズが全作見れるぞ...

映画『BRAVE STORM』をMX4Dで観てきた (ネタバ...

『シン・ゴジラ』観ました (ネタバレ無し)

プレイステーション3用ソフト『ゴジラ-GODZILLA-』

ZBrushでゴジラ2001を作ってみる 身体のアタリを作る

Open Shading Language (OSL)

画像生成AI Stable Diffusionで遊ぶ

OpenVDB:3Dボリュームデータ処理ライブラリ

CGのためのディープラーニング

Unity ARKitプラグインサンプルのドキュメントを読む

Polyscope:3Dデータ操作用GUIライブラリ

ZBrush 4R8 リリース!

『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』を観た (ネタ...

タマムシっぽい質感

2018年 観に行った映画振り返り

参考書

フリーのUV展開ツール Roadkill UV Tool

Python for Unity:UnityEditorでP...

映画『破裏拳ポリマー』を観た

単純に遊びに行くのはだめなのか?

コメント