ゴジラ2000ミレニアムの眼の塗装

まただいぶ時間が空いたけど、前回の続きで、酒井ゆうじ造型工房の20cm ゴジラ 2000ミレニアムの塗装の話。



酒井さんのゴジラ2000の雛形バージョンが量産フィギュア化されている恐ろしい時代ですが、今オイラが組み立ててるのは映画に出てきた着ぐるみを再現したキットです。




スポンサーリンク


映画自体があんまりヒットしてないからなのか、映画に登場した着ぐるみのビジュアルがあんまり出回ってない気がする。



さてさて、前回までで、全体にベース塗装でフラットブラックを吹いているので、その上からMr.カラーの暗緑色(三菱系)をざっと吹いて明暗を付ける。明るくなるところに暗緑色が載って、陰になる部分はベースのフラットブラックが残るように。

ミレゴジ_ベース緑

次は最難関の目を塗る。キット付属の説明書では、レジンの地色を活かした塗り方を推奨している。

酒井さんのキットは説明書に組立方・塗り方も載っている。

酒井さんのキットは説明書に組立方・塗り方も載っている。



説明書にならって、レジンの地色を活かした塗り方で行くことにする。
まず、Mr.カラー専用 真・溶媒液を使って目の部分の塗料とサーフェイサーを溶かして落とす。これは普通のうすめ液よりも強力な溶剤で、乾いて固まった塗料も簡単に解かせるので便利。ただし、プラモデルとかだと、プラスチックも溶けてしまうので注意。



普段から、墨入れとかウォッシングでは、塗料を拭き取るのに綿棒を使ってるんだけど、目みたいに細かい部分の作業は、ちょっと特別な綿棒を使う。今回オイラが使ったのはタミヤのクラフト綿棒(三角・XSサイズ) でタミヤで一番細いサイズの麺棒。



これでちょこちょこと眼の部分の塗料を拭き取り、レジンの地の色を露出させる。

ちょこちょこと目の部分の塗料を溶かして拭き取る

ちょこちょこと目の部分の塗料を溶かして拭き取る



そこにMr.カラークリアーイエローを載せる。不器用なので、この作業は面相筆じゃなくて綿棒を使った。溶剤少な目にしてポタッと塗料を乗せるように塗ると割と上手くいく。

綿棒でクリアーイエローを乗せる

綿棒でクリアーイエローを乗せる



クリアーイエロー乾いたら、その上にMr.カラークリアーオレンジを、同じように綿棒で塗る。

クリアーオレンジを塗る

クリアーオレンジを塗る



クリアーオレンジが乾いたら、その上からタミヤ水性アクリルのブラウンを塗る。水性アクリルにしたのは、失敗してもやり直せるようにしたいから。
このあたりでもう下あごも接着して、溶きパテで馴染ませる作業もしてしまう。

ミレゴジ_口接着

溶きパテが乾いたらフラットブラックを塗る。後で暗緑色でドライブラシする予定。

まぶたに目の色がはみ出してるけど、リカバーできるので今は気にしない。

まぶたに目の色がはみ出してるけど、リカバーできるので今は気にしない。



実は目の塗り方、説明書ではそれぞれ重ねる色の境界をぼかすって書いてあるんだけど、オイラの技量では上手くいかないので別の手段を使った。
つや出しクリアーの代わりに、エナメル塗料のスモークを溶剤大めで溶いて目をコーティングした。スモークが入っていい感じにボケて見えないかと。

全体の雰囲気は良い感じな気がする

全体の雰囲気は良い感じな気がする



そして、爪の部分の塗料も同じように溶媒で溶かして、レジンの地色を露出させる。この作業、結構しんどい。最初からある程度マスキングしておけば良かった。
レジンキット組んだこと無かった頃は、このやり方が結構憧れだったんだけど、いざやってみると結構安っぽく見える。ちゃんとクリアー系の色で変化をつけないとダメっぽい。

レジンの地色を活かした爪は憧れの塗装方法。

レジンの地色を活かした爪は憧れの塗装方法。



さあ、残す作業もだいぶ減って、爪と身体全体のドライブラシ、背びれのメタリックレッド塗装ぐらいかな。

追記:制作記事まとめページを作った↓
酒井ゆうじ造型工房 20cm ゴジラ2000ミレニアム
大学院生の頃に購入したキット。1999年公開の「ゴジラ 2000 ミレニアム」に登場するゴジラを再現した20cmサイズの酒井ゆうじ造型工房のレジンキット。


スポンサーリンク

関連記事

スター・ウォーズ ビークルモデル『レイザー・クレスト』 接着・ベース塗装
ゴジラ2000ミレニアムの口の中の塗装
PS4用ソフト『ゴジラ-GODZILLA-VS』をプレイした
海洋堂 20cmシリーズ『ガメラ 1995』 完成
シン・ゴジラのDVD&Blu-ray発売
『大ゴジラ特撮王国』を見てきた
薩摩剣八郎のゴジラ剣法
ワンダーフェスティバル2021[冬]はWeb開催
ビリケン商会 メカゴジラⅡ 透明化した耳パーツの加工
海洋堂 20cmシリーズ『キンゴジ』 口内のレタッチ
海洋堂 20cmシリーズ『キンゴジ』 パーツの洗浄・煮沸 そして接着
海洋堂 20cmシリーズ『ガメラ 1999』 甲羅の接着とパテ埋め
映画『キングコング: 髑髏島の巨神』を観た
CGWORLD CHANNEL 第21回ニコ生配信は『シン・ゴジラ』メイキングスペシャル!
酒井ゆうじ造型工房『23cm シン・ゴジラ』 全身の黒塗装 その2・その他レタッチ
ゴジラ2000ミレニアム 完成 その2
バンダイスピリッツ EG 1/144 RX-78-2 ガンダム 基本工作
バンダイ LMHG エヴァンゲリオン初号機 腕・肩の後ハメ加工
映画『GODZILLA 星を喰う者』を観た (ややネタバレ)
ワンダーフェスティバル2024[冬]に行ってきた
ビークルモデル スター・ウォーズ『ミレニアム・ファルコン』ベース塗装
海洋堂 20cmシリーズ『ガメラ 1995』口内の加工
バンダイスピリッツ EG 1/144 RX-78-2 ガンダム グラデーション塗装
海洋堂 20cmシリーズ『84ゴジラ』 背びれの塗装
ゴジラの音楽
ZBrushでゴジラ2001を作ってみる 身体のSubToolを分割
プレイステーション3用ソフト『ゴジラ-GODZILLA-』
ジュラシック・パークの続編『ジュラシック・ワールド』
バンダイ 1/12 グリーヴァス将軍 サフレス塗装
ZBrushでゴジラ2001を作ってみる 頭の概形作り
酒井ゆうじ造型工房『23cm シン・ゴジラ』 表面処理 その1
海洋堂 20cmシリーズ『キンゴジ』 全身のグラデーション塗装
ビリケン商会 メカゴジラⅡ 眼の注型
ビリケン商会 メカゴジラⅡ 眼の型取り 再挑戦
映像ビジネスの未来
バンダイ HGCC 1/144 ターンエーガンダム 後ハメ加工
映画『ゴジラ-1.0』を観た (ネタバレ無し)
まだまだ積んでるキット達
『円谷英二展』で展示された初代ゴジラがソフビ化!
海洋堂 20cmシリーズ『ガメラ 1999』 甲羅・皮膚の仕上げ塗装
海洋堂 20cmシリーズ『デスゴジ』 クリアーオレンジVer. 発煙ギミックを検討する
海洋堂 20cmシリーズ『84ゴジラ』 気泡の処理 その1

コメント