2025年1月 振り返り

2025年になって1ヶ月経った。
2025年になったことを気持ち的に受け入れられず、年が明けた0時の瞬間に「あけおめ」ツイートする気にもならなかった。ここ数年、誕生日や新年をめでたいと思えない。歳を重ねていく割に大して積み上がるものがない。

今月からドナルド・トランプが再び大統領に就任した。
このタイミングで映画「アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方」が日本公開とは。


組織の不祥事

ここ数年、週刊誌あるいは海外メディアが取り上げてからやっと日本の業界や企業の不祥事の追究が本格化する流れが定番になった気がする。それは内部に自浄作用が無く、非正規ルートで外部の力を借りなければ動かせなかった構造上の「詰み」状態だったのだろう。
「個人間のトラブル」と矮小化され流されそうだった事が、業界や企業の組織ぐるみの不祥事であると発覚すると社会が動く。
年月を経て大きく成長した業界や企業は大きな力を持つが、その力は他の多くの企業からの期待や社会的信頼で成り立っている。そしてその信頼が揺らいだ瞬間から急激に力を失い、社会から締め出される。

今のフジテレビにはほとんどスポンサーCMが流れない。
昨年はテレビドラマ化したマンガの原作者が自殺してしまったが、その件で日本テレビがこれほど社会的制裁を受けることはなかった。それともまだこれからだろうか。



テレビ産業に関しては、乱暴な手段でもリターンが大きかった時代を経て、伸びしろが無くなった現在は長年溜め込んだ歪みを清算する時期なのかもしれない。外面をキレイに繕うことに長けた業種で、その特殊さから世間の変化と同期できずに現在に至ったのだろう。
どの業種にも言えると思うが、成長期と安定期(衰退期)では行動規範が違う。きついノルマを課し続けると、成長期と同じ振る舞いしかできないだろうな。

最近、信用(credit)と信頼(trust)の違いを知った。


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活動

今年の目標

年末に2025年の大雑把な目標を掲げ、行動しながら精緻化していく方針にした。



年末に以下3つの暫定目標を立てた↓

  • 運動習慣の継続
  • 転職
  • アウトプット(創作)の習慣化

それぞれについてもう少し具体的に考えてみる。

運動習慣の継続

ジム通いは継続するが、今年は少しやり方を変えてみる。トレーニングの総量を維持したまま1回あたりを短くして通う回数を増やしたい。ここ2年ほど在宅勤務とジム通いをしてみて、トレーニングはまとまった時間を確保しなきゃできないわけでもないと気づいたのだ。
1回あたりを短時間にして、1日の内の隙間時間でできるようにしたい。そうすれば、他のことに時間を使いやすくなる。小さく分割して生活の中に溶け込ませた方が1回の心理的ハードルが下がって、より習慣として定着しやすいとも思う。

しかし少しやってみると、短時間で済ませたいのに色々な理由でコントロール外の待ち時間が発生し、想定時間内に収めるのは難しかった。
自分で完全にコントロールできる活動でないと「隙間時間」に上手く差し込めないことを思い出した。



オイラが通っているジムはトレーニングマシンの電子的な部分はメンテナンスが行き届いておらず、ランニングがなかなか始められなかったり、ジムが混み合う時間帯は待ち時間も発生してコントロールできないことが増える。
自分でコントロールできる範囲で改善方法を考えると、時間が取れる休日は長めにトレーニング、平日は短いトレーニングで日を分散させ、なるべくジムが空いている時間帯を選ぶ。とかだろうか。

時間スケジュールの組み立ての中心に「ジム通い」を置きたくない。もっと「チャレンジしたいこと」を中心にスケジュールを立てたい。

転職

すでに1回転職を経験しているので、2回目はなるべく1回目の反省を活かしたい。
今は「転職エージェントを利用すべきかどうか」が悩み。転職エージェントを使えば職務経歴書の添削や面接の日程調整・交渉をお願いできるメリットはある。だが、転職エージェント会社が仕組みとして提供するサービスはあくまで「応募者と求人のマッチング」であって、オイラが期待する役割は個々のエージェントの経験値に依存したスキルによるところが大きい。

オイラは自分1人では見つけられないような求人の紹介なんて期待しておらず、選考を突破する手助けをして欲しいだけだ。入りたい会社の文脈に合わせて自分の経歴やスキルを説明したいが、それは他人の補助がないと難しい。「企業研究を手伝って欲しい」ということかもしれない。

言葉選びを間違えると書類選考すら突破が難しいと新卒就活の時に実感した。就活って、スキル云々よりも結局コミュニティの違いを乗り越える言葉選びが左右するものだ。「カルチャーフィット」なんて言われたりもする。


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アウトプット(創作)の習慣化

何年も創作の願望を持ちながら、行動が不足している。創作アウトプットの経験が無さ過ぎて、小さい行動の積み重ねに上手く分割できない段階にいるのだろう。まだ隙間時間でこなそうとしてはいけない段階だ。
経験の乏しいジャンルは、一旦まとまった時間を確保して感覚が掴めるまでとにかく継続した方が良い。まだアウトプットの数や質を測ろうとしない方が良い。とにかく多くの時間を割いて散らかそう。何か行動してみれば視界が開けるし、経験値も貯まる。

こんな風に考えていくと、大事なのは結局「時間の確保」であるという分かり切った結論に辿り着く。気づいていながら何年も実行に移せていないのは、他の誘惑に負けているからか。
ここ数年は特に映画館中毒が酷い。短時間でそこそこ満足感を得られる娯楽は、まとまった時間投資の妨げになる。
時間割のような感覚でアウトプット用の「枠」を優先的に確保しないと、どんどん他の誘惑に時間を奪われてしまう。

願望の言語化

1ヶ月経っても目標が上手く分解・精緻化できないことを考えると、まずは願望をとにかく言葉として吐き出して顕在化させ思考の対象にするよう心がけよう。願望の曖昧さをどんどん排除していきたい。

今月の行動

活動実績と呼んで良いのか、今月は普段よりブログ記事の投稿が多めだった。年末年始のお休みで体力的にも時間的に余裕があったおかげもある。



久しぶりに模型記事を投稿できたのがちょっとうれしい。
TOHO MONSTERS KIT メカゴジラ (1993) 仮組み
もう何年も怪獣ガレージキットに触れていない。(積んではいる)プラモデルも仮組みまでで止まっているキットが山ほどある。オイラが購入するプラモデルはキャラクターものばかりで、結果としてロボットプラモデルが多い。ガンプラに代表されるロボットプラモ...


ずっとWindows10だったPCをWindows11へアップグレードして、その流れで少しプログラミング環境を整理することもできた。
uvでWindows11のPython環境を管理する
以前は、WindowsにPythonを公式インストーラーで直接インストールしていたけど、次々と公開される研究の実装を動かして遊ぼうとすると、結局Pythonバージョンやパッケージバージョンの依存関係地獄にハマるので、プロジェクトごとに仮想環...


模型制作やPCの環境構築など、作業記録に徹する記事なら比較的負荷が低い。
言語化が苦手なオイラにとって、やったことを言葉にして並べるのと、思考を言葉にしてまとめるのではだいぶ負荷が違うようだ。

勉強

英語の勉強のハードルを極限まで下げて、abceedを1日に5分程度は触るマイルールを設けてみた。やり忘れてしまう日もまだあるけれど、たった5分ならすぐに取り戻せる。毎日5分を積み重ねれば、0よりはマシな人間になれそうに思う。
瞬間的に集中して短期間で多くを吸収するのはあまり得意ではないけど、ダラダラと長く続けるのはたぶん得意。(締め切り付きタスクに向かない性質)

昨年4月に新しい部署に異動して以降、仕事に体力と認知リソースを奪われなくなり自分のメンタルケアに労力を割く必要がなくなった。そのおかげで、プライベートでは単に行動と反省だけに徹することができるようになった気がする。やっと健全なバランスになってきた。
今年は行動と反省のサイクルをちゃんと回していこう。

生活

身体が冷えるからか、少し背中と膝が痛む。少し屈んだ姿勢になった拍子にピキッと腰を痛めた。ギックリ腰ってこんな感覚だろうか。
ずっと暖房は点けっぱなしだが、未だに面倒で加湿器は使っていない。今年もまるでこたつソックスを愛用している。電気毛布を使うのは大げさな気がして、単に敷き毛布として使っている。

なかなか捨てられず溜め込んでいた資源ゴミをようやく捨てたり、ストックが切れたものを買い足したり。
ここ数年セルフネグレクト気味だったのは、仕事に認知リソースを食われ過ぎていたせいな気がしてきた。認知負荷に耐えられなくなって生活上の面倒をスキップしていた。

娯楽

昨年から映画館中毒が続いている。



「自分の視野を変えてくれる作品か?」を基準にすると、過去に見たことある作品のリバイバル上映は対象外にした方が良いのに、今月はむしろ同じ映画を何度も観たり、何度も見ている過去作品のリバイバル上映を観に行った。今月は映画館で20本鑑賞。受動的に「鑑賞する」タイプの娯楽にばかり時間を割いてしまう。

昨年末に観た「【推しの子】 -The Final Act-」をもう1回観に行った。原作マンガとアニメ版を見てからだとまた違う味わいがあった。
2024年12月 振り返り
毎月の振り返り記事に仕事関係のことを書かなくなったので、12月の振り返りと1年の振り返りの区切りが難しい。2024年全体の振り返り記事では反省をメインにして、12月の振り返りは記録に徹してみるか。韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が非常...


機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-」を公開初日に観て、結局その後もう1回観に行ってしまった。



オイラは日本史よりもガンダム史(宇宙世紀)に馴染みがあるので、歴史好きの人が大河ドラマを鑑賞する感覚を疑似体験した気分だった。


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