昨年と同様に、2020年を振り返ろう。
1年の振り返りは2014年からやっているので、もう7回目になるのか。
2020年は変化の大きい年だった。
コロナ禍で仕事・生活のスタイルを昨年から大きく変えざるを得なかった。在宅でテレワークがメインになるなんて、1年前は想像もしていなかったな。
新型コロナウィルスのような自分の外から働く大きな力による変化だけでなく、今年は自分の意思で転職活動をして、内定をもらうことができた。コロナによる変化のストレスが背中を押してくれた面はもちろん大きいけど、ここ数年ずっと考えていたことを行動に移して、結果が伴ったのは素直に自分を褒めてあげたい。
今年の目標としていた以下2つ。
- 興味のままに軽率なアウトプットを増やしたい
- 仕事以外で他人の力を借りれるようになりたい
その内の1つ「仕事以外で他人の力を借りれるようになりたい」は転職エージェントを活用して結果が出たのでクリアとしたい。
もう1つの「興味のままに軽率なアウトプットを増やしたい」は、達成できなかった。生活リズムの変化や転職活動に関わる諸々で消耗していたのもある。
だが、退職に伴って長めの冬休みが取れたのにあまりアウトプットが増えなかったことを考えると、自分のアウトプットを増やすには何か工夫が必要なのだろう。
マルチタスクは苦手だし、自分を律するのが苦手な自覚はある。長い休みで制約が減った分、タスクスケジューリングの下手さが浮き彫りになった。どれから手をつけようか迷った挙句、気づくとダラダラと時間が過ぎている。
ここ数年感じる変化はコンテンツとの接し方。もはやスマホをいじらずにテレビ放送を見続けることができない。
特に年末のテレビ番組は、紅白歌合戦も含めてリアルタイムで視聴し続けるのがしんどくてあまり見なくなってしまった。
では、カテゴリー別に2020年を振り返ろう。
仕事
テレワークを始めたのは4月からだったな。自宅を働きやすい環境にするためにお金を使った。
緊急事態宣言が明けてからは、出社と在宅が混ざって混乱した。計画性の無い部署だったので、急遽出社する羽目になることも多かった。
「がんばる」を「急ぐ」としか解釈しない上司の下では、意味もなく急かされてアウトプットの品質はどんどん下がっていった。今にして思うと、行動を成果へと積み上げていく習慣が作れない部署であった。
反射的に動いて獲物を掴み取るタイプの働き方は、人的に権限を分離したりプロセスを分けて品質を担保する考えとあまり相性が良くない。コミュニケーションコストの分時間が余計にかかるわけだから。
組織を反射的に動けるようにするには限界があるし、それは大抵の場合末端の誰かを追い詰めているだけだったりする。
オイラは「お手伝い」のような仕事しか担当していなかった。「お手伝い」は誰かの後手で動くしかできず、ダラダラと時間を取られる割に大したスキルは必要なかった。
オイラは「誰かの役に立ちたい」という感覚がとても薄い人間なので、まるで充実感が無く、人生を無駄遣いしているように思えた。
仕事を通じて何かスキルが身につくわけでもなく、無計画に労働時間が長引いて、勉強する時間も取りづらい状況が続くのが嫌だった。
異動を希望したが通らなかった。このまま同じ環境で何も身に着かずに年齢を重ねてしまう恐怖があった。
テレワークメインになって、仕事で直接関わる人としかコミュニケーションを取らなくなってしまったのも閉塞感を強めた気がする。
新卒で入って10年弱、キャリアの迷子になっていた。
転職活動
何年も前から転職したいと考えてはいたが、部署のストレスが行動を後押ししてくれた面は大きい。
自分の意志とは関係なく、転職する上で大きな問題は自分の経歴だった。ウリになるような経歴ではなかったのだ。転職活動を終えてから振り返ると、2019年はキャリアの振り返りや自己分析など、応募のための準備期間だった。
第一志望の会社は落ちてしまったが、幸いオイラの雑多な経歴を評価してくれる企業に巡り合えた。求人を見つけてくれた転職エージェントのおかげ。
転職エージェントの力を上手く借りることができたのは、新卒就活の頃より成長した点と言えるだろうか。自分の弱点を他人の力で補ってもらった。
昔からの夢だった映像関係の仕事ではないけれど、以前よりも夢に向かってプラスに進んでいると信じたい。
勉強
今年は勉強があまりできていない。
通勤時間を利用してやっていた英語アプリabceedはテレワーク化とともにやらなくなってしまったし、オンライン英会話ネイティブキャンプもいつのまにかやらなくなってしまった。オンラインとはいえ講師とマンツーマンのレッスンなので、心理的なハードルが高くて隙間時間にちょこっとレッスンを受けるようなやり方ができない。
「心理的ハードル」があらゆることのブレーキになっている。自分への要求が高過ぎるのだ。
ディープラーニングの勉強も、今年は記事を2つ投稿しただけで終わってしまった。
本当は生成モデリングについて基礎的な理屈をちゃんと理解しておきたかった。
習慣が乱れると、意思の弱い部分から崩れていく。やる間隔が空いてしまうと、どうやっていたのかも忘れてしまう。
苦手なことはなるべく習慣化して乗り切りたいところだが、このご時世では習慣にしてそれを維持するのが難しい。
面白いもので、大体同じような時期に英語学習もディープラーニングの勉強も途絶えているな。9月ぐらいから転職活動が本格化したのもあるか。
スポンサーリンク
散財
慣れない生活のストレスからか、今年は沢山お金を使ってしまった気がする。
「仕事で使う」という建前で新しい液晶ディスプレイを購入したし、VR体験できるようにPCとHMDを新調。
その割にVRゲームをそこまでやっていないという。。。
アウトプット
今年は家にいる時間が長かった割に、アウトプットは例年以上に少なかった気がする。時間があっても気力が足りなかった。
緊急事態宣言後、自宅にいる時間が増えることを想定してZBrushでアヴァン・ガメラの模刻にチャレンジし始めたけど、結局年内に完成しなかった。
資料集めもしたし、理解も深まった気がするので、このままチビチビと継続していこう。
模型制作もあんまり熱が入らなかった。
仕上げまで持っていく根気が無くて、最初の大雑把な工作ばかり手をつけて「作りかけ」がどんどん溜まっていく。ブログ記事に過程を記すのも少し億劫になってきている。
今年完成させたキットは2つだけ。
積みキットが溜まっているので、アレコレ目移りしていくつか並行して手をつけて、どれもたいして進まないまま時間が経った。作りかけの状態で保存できる数には限度があるから収束させていかないといかんのだが。。。
今年は夏のワンフェスが中止になったので、ガレージキットが増えることは無かったものの。
2020年の各振り返り記事を振り返る
2020年は毎月振り返り記事を書いていた。
振り返り記事を書くのはそれなりに労力がかかるけど、振り返って言葉で整理することが今のところ1番効果的なストレス対処方法だと思っている。
ストレスが多い月ほど長文になっていて、それはそれで書くのに時間がかかっている。
振り返り記事に限らず、ブログ記事を書く労力についてちょっと見直したいところ。今のやり方だと書く負荷が重過ぎるのだ。
振り返り記事を投稿し終わるまで自分を許せなくて、投稿し終わるまで他のことが滞っている。
オイラの傾向として、後から「あ、あれも」と思い出して追記することが多いことを考えると、記事を最初に公開する時点のウェイトはもっと軽くしておきたい。
どうしても「まとめよう」という意識が働き過ぎるのが難点。
今年はなるべく日々の雑感を頭に浮かんだ瞬間にスマホでEvernoteに記録して、それを月末に振り返ってブログ記事にまとめるようにしていた。パソコンに向かう段階では編集だけで済むように。
ただ、Evernoteの記録は毎月30日分ぐらいの文量になるわけで、結局それを編集する負荷も馬鹿にならなかった。日々記録と編集を続けていないと負荷は下がらないだろうな。
ボトムアップ的にその月の振り返りの大きなテーマのようなものを見出そうとしてしまうので、小さなことも取りこぼさずに眺めたくて労力が削減できない。
本当は「書き捨て」ぐらいの感覚でさっさと公開してしまいたい。要するにこれが「軽率なアウトプットを増やしたい」に近い願望なのだ。敷居を下げてアウトプット体質になりたい。
2021年の抱負
1月から新しい会社で働くことになるので、仕事の負荷がどれくらいになるのかはまだ予想できない。業務時間外で勉強しなければならないことも増えるかもしれない。
まずは仕事で要求される成果がちゃんと出せるようになるのが最優先。前の会社では見えなかった景色が見えるようになりたいし、その先へ向かう力が欲しい。
プライベートでの目標というか希望としては、アウトプットに比重を置いて作家活動を始めたい。アウトプットし続けることで自分のスタイルを探っていきたいのだ。アウトプットしながら考える生活をしたい。
自分原作の物語を書きたいとずっと思っているのに、全然書けていない。
まだ漠然としているので、年明け以降でもう少しブレイクダウンしたいところ。
スポンサーリンク