MythTV:Linuxでテレビの視聴・録画ができるオープンソースプロジェクト

2年ほど前、自分でスマートテレビもどきを作ろうとしてた時に見つけた情報。

MythTV, Open Source DVR

Linux上で開発された、TV視聴と録画などを行なうサーバーとクライアントからなるマルチメディアシステム。
サーバーとしてはFreeBSDへの移植も行なわれており、クライアントとしてはLinux,FreeBSDのほかWindowsやMacOSX用のものもある。 その他、DVD-Video、Video-CD、音楽CDを再生できる。
クライアントから操作する他、ウェブインターフェイスからの設定や録画ファイルダウンロードが可能。適切な設定を行なえば、インターネットからウェブインターフェイスを利用することも可能。 日本国外在住者が日本国内テレビ放送の視聴に利用する例もある。

録画時間になればLinuxを起動し、録画を開始できる機能を搭載している。

ちなみに、日本のテレビ放送を観れるようにするには、ソフトウェアだけでなく、ハードウェアとして特殊なチューナーカード(TS抜きのチューナー)が必要。



そんで、公式で配布されてるMythTVは日本のISDB-T(地上デジタル)とISDB-S(BSデジタル)に対応していないそうで、パッチを当てた改造版も存在する。
使うには改造版と本家最新バージョンの差分から修正パッチを作成して、ベースとなるコードにパッチを当てる。
この有志による改造版はなかなかすごいもので、番組表を引っ張ってきて録画予約できたりする。

この時知ったんだけど、デジタル放送って、一定の周期でデータ放送と映像情報がセット送信されてくるみたい。

参考:
PT1/PT2のDVBとMythTV@Wiki
PT2で地デジ対応MythTVを作る
PT2対応のMythTVをビルド

この頃やりたかったのは、テレビチャンネルのマッシュアップだった。放送局単位にとらわれない情報表示方法みたいなもの。あらゆる局のデータ放送を統合して別の意味を見出すような感じ。
デジタル放送時代になってから、番組の映像と同時にデータ放送も含まれるようになったけど、チャンネルごとに情報が閉じているのが気に入らなかった。
次の時代は、「情報を閲覧方法は受け手が決める」だと何となく思っていた。

今なら、コンピュータビジョンで映像中から別の情報を抽出するとか考えちゃうな。顔認識で録画の自動チャプター分割とか、機械学習で番組ごとの傾向を抽出するとか。

関連記事

PythonでMayaのShapeノードプラグインを作る

Mitsuba 2:オープンソースの物理ベースレンダラ

DensePose:画像中の人物表面のUV座標を推定する

OpenCVで顔のモーフィングを実装する

ニューラルネットワークで画像分類

Mask R-CNN:ディープラーニングによる一般物体検出・...

NumSharp:C#で使えるNumPyライクな数値計算ライ...

adskShaderSDK

Gource:バージョン管理の履歴を可視化するツール

OpenCV バージョン4がリリースされた!

Math Inspector:科学計算向けビジュアルプログラ...

オープンソースの顔認識フレームワーク『OpenBR』

Russian3DScannerのトポロジー転送ツール『Wr...

WordPressの表示を高速化する

WordPressのテーマを自作する

OpenCVでカメラ画像から自己位置認識 (Visual O...

LuxCoreRender:オープンソースの物理ベースレンダ...

Raspberry Pi 2のGPIOピン配置

オープンソースの物理ベースレンダラ『Mitsuba』をMay...

Mitsuba 3:オープンソースの研究向けレンダラ

C++の抽象クラス

libigl:軽量なジオメトリ処理ライブラリ

MLDemos:機械学習について理解するための可視化ツール

UnityのAR FoundationでARKit 3

ZBrushで作った3Dモデルを立体視で確認できるVRアプリ...

SONY製のニューラルネットワークライブラリ『NNabla』

UnrealCLR:Unreal Engineで.NET C...

OpenMVSのサンプルを動かしてみる

OpenAR:OpenCVベースのマーカーARライブラリ

機械学習で遊ぶ

SDカードサイズのコンピューター『Intel Edison』

MeshLab:3Dオブジェクトの確認・変換に便利なフリーウ...

Live CV:インタラクティブにComputer Visi...

スクラッチで既存のキャラクターを立体化したい

3D復元技術の情報リンク集

Open3D:3Dデータ処理ライブラリ

Raspberry PiでIoTごっこ

『手を動かしながら学ぶエンジニアのためのデータサイエンス』ハ...

Structure from Motion (多視点画像から...

Theia:オープンソースのStructure from M...

Netron:機械学習モデルを可視化するツール

第1回 3D勉強会@関東『SLAMチュートリアル大会』

コメント