4月になり新年度が始まった。
ここ数年と違い、部署異動したので変化はあるものの、あまり良い気分ではない。
新しい部署の仕事にも順応はできるだろうけど、流されたままで良いのだろうか。自分の意志で行き先を選択すべきなのではないか。
エイプリルフール
毎年4月1日は各企業の公式SNSアカウントがエイプリルフールネタを投稿しているが、最近はエイプリルフールネタにあまり笑えなくなってしまった。目に入るとむしろちょっとイライラしてしまう。
SNSは常日頃からおふざけやフェイク情報で溢れているのもあり、普段とのギャップが無く年1回のジョークが粋に見えないのと、渾身のネタが配慮に欠けた「やらかし」になって企業のイメージダウンにつながるケースも。
それとも単に、自分にジョークを受け止める心の余裕が無くなってしまったのだろうか。
新入社員の退職ニュース
4月に入社したばかりの新入社員が退職代行業者を使って即辞めるケースがニュースになるほど多いようだ。
滅私奉公を前提とした会社組織が成立しなくなっているのだろう。理不尽を飲み込まず跳ね除ける行動力は良いことのようにも感じる。社員に要求する「ストレス耐性」を実質「理不尽耐性」と捉えている企業は未だに多そうだが。
いなば食品の炎上を見ると、やはり非上場の一族経営企業は時代錯誤というか、まるで作り話のような極端な帝国を作り上げている。
労基署の手が回らない範囲でも「退職代行」という営利活動を介するとピンポイントで切り込めるようなので、手段はどうであれ日本の労働環境の是正につながるなら良いことかも。
職業倫理?
大リーガー 大谷翔平の元通訳の事件を見るに、そもそも通訳や仲介業のように狭間に立つ職は情報格差を作って自分有利に立ち回るのが容易い。そういう点では割と高い倫理観を持っていてほしい職業。
いや、セカンドオピニオンという概念があるということは、専門職は皆同じか? 情報の非対称性に対して誠実でありたい。
活動
部署異動して今のところ残業が無く、急に可処分時間が増えた。時間ができた分、ちゃんと自分の活動を取り戻さないと。時間と体力に余力があるだけで色んな気力が復活するのを実感。
勉強
超久しぶりに、オンラインではなく普通のTOEICテストを受けてみようと申し込んでみた。試験は5月。
勢いで公式問題集を購入してみたが、昔から試験勉強があまり得意ではない。資格試験の対策本が本当に試験問題そのままで、反復練習教材になってると気づいたのは割と最近のこと。オイラはどうやら反復訓練で知識を習得するのが苦手なようだ。これは動機づけの面かも。
オイラの学び方は、自分の疑問に答えるように調べて掘って行くスタイル。反復訓練では早々に好奇心が満たされてしまい、続かない。ペーパーテストの抽象度を保つ必要があるので深く掘るわけにもいかず。
抽象度を変えて捉えるのはオイラにとって「1つのことを多角的に捉える」ようなこと。色々な角度から眺めて形を把握したい欲求がある。
だが、資格試験では自分なりに抽象化・一般化するよりも、抽象度を固定した反復訓練がダイレクトに効く。必要最小限の時間・労力で点数を上げる構成の教材だから当然だが。
運動なら習慣化してほぼ無意識で反復できるが、知識の習得は無意識化するのが難しい。情報が頭に入って来なくなったら意味がない。
以前ネイティブキャンプでTOEIC対策コースのレッスンを受けた際は、講師の補助で多少反復を続けられた。(もう4年前)
反復を続けることで成果を上げるタイプのことは、トレーナーが必要ということか。
上手く他人の補助を利用すべきかも。たった1人での反復練習は、効果的な反復になっているか判断も難しいし。
って、勉強そのものに取り掛からずに方法論にばかり気を取られている。無心でabceedをやってるだけでもプラスにはなりそう。
TOEICスコアアップの神ソングなるものを知った↓
生活
公費での新型コロナウイルスワクチン接種はもう終了したものの、オイラは未だ頑なにマスク生活を送っている。
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ジム
可処分時間が増えたのもあり、ジムへ通う頻度を増やして1回あたりの負荷は減らすスタイルになった。週4回ジムに行くペース。
今まで1回でこなしていたメニューを日を分けて2回でこなすようにしてみると、さほど気負わずに行けるし、疲労も少ない。ジムで走った後に映画館へ出かけたりできる。
時間に余裕があれば何でも楽になるということではある。
健康診断
今年は例年よりもかなり早めに健康診断を受けた。
毎年胃の検査後に具合が悪くなるので、今回もかなり周到に準備して検査後早めに頭痛薬を飲んで備えた。今回もやはり多少具合が悪くなったものの、今までで1番症状が軽かった。
そして、健康診断の各数値が過去1番良かった。体質的にLDLコレステロールはやや基準値越えだったが、1年以上ジム通いしただけの効果はあったようだ。この調子で続けたい。
娯楽
映画
昨年から観たい映画が増えたというか、「観たい」のハードルを下げ過ぎている。「絶対観たい」かというとそうでもない作品も映画館で鑑賞しているし、特撮ものに関してはもはや義務感で新作を観ている節はある。
映画館通いがやめられなくて、アウトプットに時間を割けなくなっている。最近は、映画館で映画を見始めてから少し後悔のような気持ちが混じる。この時間を他のことに使っていた方が有意義だったんじゃないか。
ジムに行った回数、映画館に行った回数など、日々の積分を可視化して充実感を得ている節がある。たぶん、ブログ記事を書き続けているのもそういう充実感が得られるからだと思う。個々の微分値で見るとさほど充実していないことも多いのに。
動画配信
原作本を購入しておきながら積んだままの小説「三体」のNetflix版ドラマを試聴し終わった。まだ完結はしないんだな。
Netflix版「シティーハンター」を視聴したら、ドラマシリーズではなく単発の配信映画だったのでちょっとビックリ。劇場公開しないんだ。
テレビ番組
7月から始まる新しいウルトラマンが発表された。「ウルトラマンアーク」というらしい。
NHKの人気ドキュメンタリー番組「プロジェクトX〜挑戦者たち〜」が復活し、「新プロジェクトX〜挑戦者たち〜」が始まった。
前の「プロジェクトX」は中高生の頃に好きで視聴していた。その独特のテイストが当時散々パロディのネタになっていたし、自分も真似していた。ハッキリした演出フォーマットと無名のサラリーマン達が主人公になる基本構成は、誰でも自分の境遇を投影しやすく真似しやすかった。
自分自身がサラリーマンになった今の目線で見ると、意思決定と労働が分断された資本主義の中の、労働者側の視点でプロジェクトを捉えるからサラリーマンにとても都合が良い。資本家や意思決定者は透明化され、「挑戦者たち」というよりは「労働者たち」を主役にする番組だ。
散々パロディを見てきたのもあり、公式なのに中島みゆきの主題歌と田口トモロヲのナレーションがセルフパロディに見える面も。
以前の「プロジェクトX」は日本の産業が成長し続けていた一億総中流時代のプロジェクトを多く取り上げていたが、「新プロジェクトX」は日本の「失われた30年」を扱うのでプロジェクトの成功がイコールその後の栄華に繋がるわけでもない少しビターな後味。
プロジェクト成功後も個々人達が平凡なサラリーマンのままなのは以前もそうだったが、プロジェクトの成功を礎に会社や産業が大きく成長したエピローグが乏しい。
ふと、日本の産業のほとんどが、資本のヒエラルキーと価値の本質を担う人達の地位が捻れていることに気づいた。
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