この夏公開されたGODZILLAの宣伝で使われた等身大のゴジラ模型を制作したポップ工芸の方がブログに制作過程をまとめている。
http://zoukeikanban.com/blog/godzilla/
この製作の企画が上がったのは去年の11月頃。企画の内容は、二転三転し(最初は巨大なゴジラの目だけを作る案だった)、
最終的な案やフィギュアのポージングなどが纏まったのは今年3月くらいだったかな。前回のテルマエ同様、今回も製作に関する資料はほとんど無し。
兎に角シークレットで製作されていたこの映画、東宝の広報担当者様ですら本編は見た事が無いという状態でのスタート。数枚のミニチュア模型の画像と別企画で製作されていた上半身の1/10モデルを資料として頂き製作開始。なので毎回の事やが物凄い不安。製作後の設置スペースにもかなりの制約がある(1・8×1.5m内)ので、かなりコンパクトに納めないといけないとの事。
http://zoukeikanban.com/blog/godzilla_1/
出来上がって一次監修でOKを頂いたスチロール原型、頭部はスチロール造形では細かな部分の再現に限界があるので、そのスチロール原型の表面に粘土を盛り細部を造り込み、シリコンで型を取りFRPで成型します。
粘土を盛る事を想定してスチロール原型は数%小さく造っておく必要があります。
等身大ゴジラってのは、このニュース記事にあるやつですね。↓
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ゴジラ 大阪に現る!映画では分からない全体像明らかに
幅1・8メートル、高さ2メートルとコンパクトながら顔や背びれ、手先や足先から尻尾までを忠実に再現。ゴジラ史上最大級というGODZILLAは、巨大過ぎて本編中も全身が映らないが、オブジェの登場でその全体像やディテールが明らかとなる。製作は、精巧な立体看板で注目を集め、通天閣100周年記念で等身大のキン肉マンのオブジェも作った大阪府八尾市の「ポップ工芸」が担当。製作費200万円をかけ、約1カ月で完成させた。
このブログでも以前ちょっと触れた。
映画館に展示していた新ゴジラのスーツ(?)かなり良い出来でした。 pic.twitter.com/wIgaKpXNGV
— 大山竜 (@oyamaryu3333333) 2014, 6月 20
スチロールブロックで概形を作って、FRP樹脂でコーティングして、ウロコを一枚一枚パテで造って貼って作り上げているらしい。
資料ほとんど無しであれだけのものを作るってすごいよなぁ。唯一の資料がこの特性カップのゴジラだったのね。
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