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2022年12月 振り返り

あっという間に年末。振り返り記事を書くのはもはや儀式。



コロナ第8波は未だおさまらず、かといって爆発的に増えているわけでもなく鈍く増加傾向。もはや気にしている人は少ないかもしれない。
マスクと手の消毒以外で何か特別気をつけることも無くなってしまった。電車内でマスクをしていない人も結構見かける。

ロシアのウクライナ侵攻は終わる気配が無い。北朝鮮は相変わらず弾道ミサイルを発射し続けているし、中国はゼロコロナ政策を止めた結果感染爆発中。日本の隣国って結構曲者揃いだ。

色んなものが値上がりし始め、今後値上がりが予告されているものも多い。

振り返り記事

先月の振り返り記事で軽く予告した通り、12月の振り返り記事では仕事についてを重点的に、ここ数ヶ月分をまとめて書くことにする。1年の振り返りはまた別記事で投稿する予定。


仕事

ここ3ヶ月ほど、まともに仕事の振り返りを書いていなかったのは、仕事が退屈で勤務中の時間も含めて仕事について考えるのが面倒だったから。退屈な仕事から離れ、プライベートで楽しいことに意識を向けたかった。意識して労働時間を減らすようにしていたので、当然ながら貰える残業代も減った。
ずっと在宅勤務ばかりだからか、会社組織への帰属意識が湧かず、仕事に対して責任感もなく、執着できるほど興味の湧く仕事でもなく、ただ開放感だけを求めて毎日をやり過ごしていた。特にやり遂げたいことも無いので、有給休暇を使って昨年よりも少し早めに年末休みに入った。

冬のボーナス

この会社に入って2回目の冬のボーナス。昨年よりも評価が下がり、ボーナス支給額が減った。以前は年功序列の会社に属していたのもあり、前年よりボーナスが減るのは初めての経験。



評価が下がったのは反省すべき点ではあるのだが、虚しくも感じた。「次はがんばるぞ」と奮起する気になれない。居心地が悪く大して評価もされないなら、この環境に長居しない方が良い。と感じ始めている。

職場環境への不満

今の会社・部署で過ごしてもう2年経ち、この環境の悪い面がだいぶ見えるようになった。特に、部署の上長を中心に固定化した人間関係の悪い面を多く目にし、昨年よりも不満を言語化できるようになった。
同僚達との雑談で、ほとんどの人がストレスにより産業医面談している事実を知った。ストレスを抱えているのはオイラだけではなかった。ストレスで文字が読めなくなった人もいる。

使い捨て

ここ数ヶ月で、今の部署から1人休職、1人退職した。在職歴の長い同僚に聞くと、オイラが入社する以前にも休職→退職した人がいたらしい。満足な成果が出ないのを他人せいにして切り捨てる傾向が強く、部下だけでなく外部のパートナーも含めて過去何度も切り捨ててきた事実を知った。まるで使い捨てだ。

専門知識を持った人材や外部パートナーを集めても、指揮能力が無いので成果が上がらない状態が何年も続いていたらしい。そもそも要求をまともに言語化できないので、専門家を集めても迷子になるだけだったようだ。
オイラの入社後1年半ほどが、たまたま成果が出たまぐれの時期だったようだ。オイラの入社とほぼ同時期に関係が始まったパートナーがかなり頑張ったらしい。

目的やゴールを伝えず、上がってきたものに対して文句を言うスタイルで他人を叩き続けている。計画性なんてもちろん無い。協働するパートナー側から関係の継続を断られるケース、だんだんと塩対応になるケースも多かったようだ。付き合うコストに成果が見合わないので当然だ。
この部署は、成果が行き詰まったり、部下やパートナーに反論されるようになると切り捨てて別の人材やパートナーを探し始めるようだ。オイラはそこで出された求人にまんまと引っかかった。

オイラの入社以降、すごく立派な経歴・専門性を持った人達が何人も入社してきたが、その能力をろくに発揮できずに飼い殺されている。指揮官の無知が集団のポテンシャルを潰してしまう、オイラがもっとも嫌悪する組織。

求人の理由

求人があるということは「他責な人」が仕切っている可能性が高いのだと学んだ。成果が出ない原因を指揮能力ではなく人手不足のせいにしている。前の会社の最後の上長もその傾向が強かった。やたら求人を出そうとしていた記憶。
客観性皆無な人の仕切りの下で働くのはしんどい。対話不能なので建設的に意見を出し合うこともできず、時間と労力を吸い取られる。
明確に需要が伸びているジャンルでないと「他責な指揮官」の出す求人に引っかかってしまうと学んだ。

会社の制度

部署ローカルの働きづらさとは別に、会社全体の制度が自分の仕事に合っていないと感じる面もある。
ほとんど在宅勤務で出社することは稀なのもあり、会社の座席はフリーアドレス制。これは経費削減的な意味合いが強く、会社の大多数の働き方に合わせるとフリーアドレス制の方が合理的なのだろう。
一方、オイラの仕事は会社の中では少数派で、出社してもフリーアドレスでは生産性が上がらない。むしろ在宅の方がマシなレベル。だが、自宅を仕事環境として整えるには限界があり、特に開発系の設備は自宅に構えるのが難しい。
フリーアドレス制のメリットとして「コミュニケーションの活性化」を上げる例も見かけるが、オイラに限って言えばむしろ関わりたくない人から逃げるためにフリーアドレスを利用している節がある。

役職とは役割か、権力か

仕事での役職を、業務プロセスの中の「役割」と捉えず「権力」と捉えるタイプの人が今の会社には多い印象。働き方が「事に仕える」よりも「人に仕える」傾向が強いのもそのせいだろうか。
役職者がまるで「鎌倉殿の13人」のような立ち回りばかりしたがる。世に聞く出世競争とはつまり権力争いのことなのだろうか。仕事そのものの指揮能力は放ったらかしで、虚勢だけで生きているような人達。他人にプレッシャーをかければ成果が上がるとでも思っているかのよう。
実務能力の無いマネージャーの「頑張る」は要するにパワハラを強める行為にしかならない。工夫ができないんだ。

昔は「立場が人を作る」と信じていたが、それは「立場」を「役割」と捉える前提があり、さらにその「役割」に相応しい知識・振る舞いを習得する「学習意欲」が必要なのだ。「立場」を「権力」と捉える人は、立場につくことで傲慢さが増し、集団の生産性を下げる。
役割に権限が与えられ、責任が伴うはずなのだが。

人間関係が長く固定化し、役割分担が硬直するとそれは権力構造になってしまう。

評価方法

今の会社の「成果主義」の悪い面を見た気がする。(当人達は「実力主義」と呼んでいる) 人の上に立つ準備が整わないまま役職者になり、プロセスを軽視する。会社員の分際で資本家のような振る舞いをしたがる。

「実力」や「成果」を正しく測定する方法が無い限り、それらに依存した評価システムは腐敗の温床になる。気に入った人を高く評価し、気に入らない者を低く評価する方便に使われてしまう。
インターン生を指導した際に会社の評価制度に少し触れる機会があり、どうとでも解釈できるような指標に嫌悪感を抱いた。



「インセンティブ給与」などの仕組みも、営業成績のように客観的な数値で測れる業務でなければ機能しない。
その点、年功序列は「年数」という客観的情報で決まる分マシに思える。短期的な無茶は要求されせず、長い目でコツコツと積み上げできる環境の方がオイラはやりやすい。


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自分が担う仕事

前の会社でも今の会社でも、オイラが担う仕事は結果的に「収束させる」役割が多かった。
以前から自分の仕事を「作る係」と表現していたが、最終工程に近い仕事ほど「収束させる」側面が強くなるのだ。


2021年5月 振り返り
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2022年8月 振り返り
先月の振り返り記事は、仕事関係をいったん省略して投稿して後から追記する形を取った。結果として仕事関係の振り返りの文量がかなり増えた。振り返り記事の労力先月の振り返り記事をまとめる際に確立したプロセスで、今月も振り返り記事をまとめた。オイラに...


収束させる役割を多く経験していると、様々な現実問題の「依存関係のパズル」と向き合う時間が長くなる。「依存関係のパズル」のフェーズを多く経験してきたのは大きな財産だと最近感じるようになった。
個人的には色々とアイディアを出して散らかすフェーズの方が楽しくて好きではあるが、最も学びが多いのは「収束させる」フェーズだ。

大きいことを成そうとするほど、大小様々な制約にぶつかる。天候、物理法則、法律、時間、予算、利用できる既存技術の限界など。それら制約の中で、目指す価値が最大となるよう依存関係のパズルを丁寧に解いていく。知恵の輪を解くような感覚だろうか。それを価値の転換などの発想で解決できるととても気持ちが良い。
「動かしやすいこと」と「動かしにくいこと」をちゃんと把握できないとカタチにならない。マネジメントにおいて、全ての詳細を熟知する必要はないが、物事の依存関係を把握できていない人にマネジメントはできない。

依存関係を解決していく過程で周辺知識も沢山身に着く。「目的」が新たな知識を引き寄せてくれる。

生活

これまで、在宅勤務終了後も仕事のノートPCを片付けるのが面倒で、平日は机の上に出しっぱなしで過ごしていたが、毎日片付けるようにして仕事臭を消したくなってきた。
ノートPCを棚に立ててしまえるようにした。これなら毎日業務終わりに片付けるのも苦じゃないか?

先月に引き続き、面倒でお風呂に入らない日がある。
お風呂に入る頻度や洗濯する頻度的に、銭湯とコインランドリーで済ませた方が良さそうな気もするが、そうなると今よりももっとやらなくなるか。
自分の好きなタイミングで気軽にできるからかろうじてやれている節はあり、優先順位が低いものほど時間の自由が効かないとダメだ。そこに時間調整の手間が発生したら一切やらなくなりそうだ。
お風呂については、入るかどうかで迷っているうちにどんどん面倒になるので、何も考えずに習慣にしてしまうべきではある。

寒いのでエアコンは24時間ずっとつけっぱなしだが、それでも室温は20度程度までしか上がらない。朝は19度を下回っている。家の断熱性能がかなり低い。在宅勤務をするようになって以降も目立った住宅トラブルは無いけど、家の作りが古い故の不都合は感じるようになった。

夜中に停電した日があり、エアコンも止まってしまってとても寒かった。
停電から復帰後、インターネットルーターの調子が悪くなりネット環境が不安定になった。ネットが使えなくなると仕事に支障が出るから厄介だった。
安定したネット環境を求めて出社してみたものの、出社したところで働きやすい環境ではないので結局生産性は落ちた。出社するとベッドに寝転んだりはできないので、その点では生活リズムに少しメリハリがついた。

行きつけの美容院の担当美容師がコロナの濃厚接触者になってしまったため、予約をキャンセルせざるを得なかった。それまではほぼ1ヶ月毎に髪を切っていたが、今月はいつもより2週間ほど髪を切るタイミングが遅れた。

コロナ禍以降外出が減ったものの、普段使いの靴が流石にくたびれてきたので買い替えた。買ったのはコロナ前だった気がするので3年は履いていた。かなり気に入っていた靴だったので、全く同じものを購入。



普段使いのトートバックと財布もボロボロになってしまったので買い替えた。これらはコロナよりも遥かに前から使っていたもの。
振り返ると、財布については3年前の時点ですでに「買い替えたい」と言っていた↓



日用品のアップデートでなんだかんだでお金を使ってしまった。

娯楽

クリスマスシーズだからか、ずっと在庫切れだったMy Nintendo StoreでNintendo Switchを注文できるようになったので、有機EL版を購入した。



12月に入り、駆け込みで沢山映画を観に行った。大手シネコン系以外の映画館に行き「MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない」や「マッドゴッド」を観た。





ハマっていた大河ドラマ「鎌倉殿の13人」が最終回を迎えた。
ガリレオシリーズを見返すために入会したFODを未だ退会しておらず、今期の人気ドラマ「エルピス」もFODで視聴しようかと思っている。今年は過去最高に映画館へ通ったし、映像コンテンツを沢山視聴したな。

作家活動をしたいとか言っていたものの、結局過去のブログ記事を再編集してnoteに投稿するだけにとどまった↓



最近、このブログへのアクセスの質が変わってきており、検索流入以外にDiscoverというものからのアクセスが多い。映画やイベントのレビュー記事はDiscoverアクセスされやすいようだ。

悪あがき

2022年がもう終わってしまうのに、大して新しい経験をできなかった虚しさ襲われ、例年よりも早めに年末休みに入ってウロウロした。自分の遊び方・行動範囲はここ10年ほとんど変わっていないと気づいた。
コロナ禍以降、世間一般に比べてオイラは「人と会う」モチベーションがとても低いことに気づいた。人に会えないストレスで発狂する人が多い中、オイラはまるで平気だった。それどころか、人に合わない方がストレスが少ないぐらいだった。どちらかというとオイラは「人間嫌い」の部類のようだ。
時間が経っても人間関係は広がらず、暮らしに何も変化が無い。やや機械的に人に会うノルマでも作った方が良いのではないか?
コロナ禍で3年自粛しているうちに、当然ながら3年歳をとってしまった。今から何か挽回できないか変な焦りを感じ始めた。


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