2015年にクラウドファンディングで資金調達して製作された「サンダーバード」の3本のエピソード「サンダーバード登場」、「雪男の恐怖」、「大豪邸、襲撃」を日本劇場公開用に1本の映画に編集した「サンダーバード55/GOGO」を観てきた。
サンダーバード55/GoGo
日本劇場公開用の構成は樋口真嗣氏が担当しており、3本のエピソードの合間に特別映像が挿入され、3つ目のエピソードのエンディング曲はお馴染みの日本語版主題歌となっている。
原語版のセリフは過去発売されたレコード音源を使用しているとはいえ、今回の日本語吹き替えはもちろん新規キャストによる新録。ただ、吹き替え用の翻訳は日本放送当時の雰囲気を尊重したものになっている。あの「はいパパ」が聴けます。
で、劇場ではもうBlu-rayが発売されている。
あと、あんまり告知されていないけど、サンダーバードの3エピソードに加えて、コロナでロックダウン中のイギリスで制作された「ネビュラ75」の第1話も最後におまけで上映される↓
本来なら入場者プレゼントがあったらしく、それに同梱される案内書記載のURLにアクセスすると限定版プラモデルを予約購入できるらしいんだけど、オイラが観に行った時点ではもう入場者プレゼントは無くなってしまっていた。
サンダーバードの雰囲気を撮影手法レベルで完全コピーして作られているので、画面の比率も4:3で見事にサンダーバードしている。
ミニチュア特撮のシーンについてはもはや新撮なのか過去映像の流用なのかよく分からない(笑)
人形を吊っている線の光沢が少し気になったけど、オリジナルの方は単に映像の解像度が低くて気にならなかっただけだろうか。
「サンダーバード」のスタッフが解体前のスタジオで製作の舞台裏を紹介するドキュメンタリーは最近Blu-rayが発売されたね(買った)
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ネビュラ75
最後におまけで流れる「ネビュラ75」は、過去作のリメイクというわけではなく、あくまでジェリー・アンダーソン作品風に作られた新作スーパーマリオネーション作品らしい。映像全体がわざわざ古いフィルムの質感に調整されてて、60年代当時そういう番組が存在したかのような錯覚に陥る。
第1話以外はCentury 21 FilmsのYouTubeチャンネルで見られる。(以前は全部公開されていたらしい)
第1話については現在メイキング映像のみ公開されている↓
サンダーバードの3つ目のエピソードに登場するチャールズと、ネビュラ75に登場するアステロイド博士って同じ人形だよね?
その辺りの事情というか小ネタについて全く説明が無くてちょっと混乱した。
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