11月も言葉にして振り返る。
自分の言語能力の乏しさ故に、定期的に振り返って言葉にまとめる負荷が行動のブレーキにもなってしまう。だが、自分の体験を通じた言語化の積み重ねが、長期的な観点では自分の糧になると信じている。経験の棚卸しだ。
11月はインフルエンザの予防接種を受けたな。
仕事
転職活動は10月の頭でひと段落し、10月の半ばには直属の上長に12月末で退職する意思を伝えた。その後1ヶ月ほどの間、オイラが退職することは同僚達に秘密のままだった。上司から口止めされていた。
ずっと黙っているのは心苦しかったし、引継ぎの話を早く始めたかった。
11月の第3週になってやっと情報解禁となったが、ほとんどの人がテレワークなので、今まで関わった人達にちゃんと会って挨拶する機会は作れなかった。個別にチャットなどができたのはごく近い人達だけ。現在の仕事で直接接点が無い人達に伝えるのはハードルが高過ぎて無理だった。ここでも自分の話を切り出すのが苦手。
突然仕事を抜けると聞かされた同僚達には迷惑をかけてしまったが、幸い(?)今一緒にメインで働いている先輩は転職組だったので理解を示してくれた。
少し経って、退職の情報を聞きつけた人から個別に連絡をもらえて嬉しかった。
残っている有給休暇を全部消化したかったけど、結局全部使い切ることはできずに11月24日(第4週)から休みに入った。休み中も電話やメール、チャットなどの連絡手段は残した上で、次に出社するのは12月の最終営業日。
1ヶ月以上の休みを手に入れたものの、このコロナ禍であまり外出もできないので微妙な感じではある。もちろん送別会なども開けない。
11月第3週は私物を片付けるために毎日出社したが、コロナ前はこれが普通だったのだよな。場に集まることで人間関係を緩く選択できていた気がする。
金曜日には仕事帰りに定期券を払い戻し、久しぶりに映画館に寄った。
この会社のプラス面
残りの出社日数が決まってから、出社する度に名残惜しさみたいな感情もわいた。もうこの環境でこの人達と過ごすことはなくなるのか。
働く場とはつまり、人と人が関わるための場だったのだ。辞めるとなると、今まで面倒に感じていたこと1つ1つが良い思い出作りだったように感じる(笑)
入社してから今までに色々と会社の制度が変化していたことを考えると、この会社は今後も変化し続けるのだろう。もしかしたら時間差で自分の求める環境になるかもしれない。
退職の書類手続きが完了した後になってから、仕事で直接関わる同僚達は良い人達ばかりだったと気づかされた。ストレスの大元は上長から上の人達であって、下々では無かった。
仕切りの悪い状況下でコソコソと解決に向けて働きかける共犯関係のようなチームワーク。大変ではあったけど、仲間意識が芽生えていた。上長という共通の敵がいたというだけかもしれないが、オイラは反体制的な働き方が好きなのだろうか。
同じ状況を共有しているから愚痴も言いやすかった。この人間関係はリセットしたくないし、何ならもっと親密になりたかった気もする。
今年度から関わるようになった人達とは、コロナ禍で飲み会も開けないのでなかなかオフラインな会話はしづらかったな。
世間一般では、こういう繋がりを維持するためにFacebookを活用するのだろうか。
仕事に流された結果身に着いた知識やスキルも多い。そのまま継続して何か成果につながったかは別として、新しいことに触れるチャンスは多い会社だった。自分の見識を広げることができたし、新しいプロジェクトにアサインされれば自然と人間関係が広がった。入社当初は会社の多数派に見えた先輩達が後にそうでもないと気づいたり。
オイラ自身は自分で新しく人とのつながりを作るのが苦手だけど、会社には人と人をつなげるのが得意な人が沢山いた。彼らに作ってもらった新しいつながりを、オイラは円滑に機能するよう整える仕事に注力するだけで良かった。新しいつながりを作るスキルと、情報を正しく伝えるスキルはおそらく別物だ。
会社とは、人と人が出会うための舞台装置だったのかな。
仕事で上手く行かなくて悩んだことも多いけど、成功体験を得たこともあった。自分の意志だけで選んでいては決して得られなかった経験。
10年弱で感じた自分の働き方について、いずれしっかり言語化してまとめておきたい。イラストかマンガでも良いな。
スポンサーリンク
仕事道具の変化
会社員になってからしばらくは、スケジュール管理も含めて手帳をメインに使っていた。
それもここ数年でだいぶ変化した。スケジュール管理はクラウドツールがメインとなり、自分のスケジュールは他の人と共有すべきだと思うようになった。
手早く議事メモを取ったり自分の考えをまとめるために、紙のノートとフリクションボールペンは未だに使用している。ここ数年、ノートはずっと同じタイプのものを使っている↓
会社のデスクにA4サイズのホワイトボードを常備していたが、いつのまにかほとんど使わなくなってしまった。設計などの考えをまとめるのに便利だったのだが、最近はそういう仕事をしなくなってしまった。
環境を変える
10年弱。同じ環境に長く居過ぎた。何度も異動して上司や職務・勤務地も変わってきてはいたけど、根底はずっと同じ会社の文化の下で過ごしていた。
小学校6年間よりも長い時間。オイラは大学・大学院でも計6年間同じ学校にいたけど、この会社が人生の中で1番長く同じ環境にいた経験だ。年を追うごとに1つの環境に長居するようになってきている。
だんだん初対面は減り、大体いつもの面子で仕事を回せるようになった。スキルアップではなく、メンバーシップが構築されただけ。
入社した頃は3年ぐらいで辞めると思っていた。志望度の低いすべり止めのような会社だったし、まるで興味の無かった業界。
いつか辞めると思いながらも具体的な行動を起こせずにダラダラと時間が経った。大学受験の浪人で学業が長引いてしまったので、同じ年齢の人と比べると社会人経験はちょっと短く、在職期間の割には年寄り。
ここ3年ぐらいは年末になると「今年も転職しなかった」と感じていた。
実際に転職するとなると、希望の会社に評価されるキャリアが必要となる。オイラにはその積み上げが無かった。評価されるのは過去の実績だ。自分の意志だけではどうにもならない。希望の会社で役に立てる事実が必要だった。
新しい環境への不安もあるけど、来年の抱負は間違いなく、新しい会社でちゃんと活躍することだ。
休み中にやりたいこと
休みに入ってから、11月の振り返り記事を書く前に色々とできないかと手を着けていたら、振り返り記事を書くのが遅くなってしまった。やってみたいことはどれも締め切りのないことだから、どれから手を着けたら良いのか分からず、時間だけが経っていく。
寒くて結局長く寝過ぎてしまったり、横になったままAmazonプライムビデオで映画やアニメを観て過ごしてしまった。
人間を1日8時間強、タスクに縛りつける仕事という枠組みのすごさを実感した。仕事がなければ朝布団から出ることもままならない(笑) 休みに入ってさっそく生活リズムが乱れてしまった。仕事に拘束されていないと、時間経過の感覚もかなり変わる。
運動不足解消のために、午前中はジョギングをしてみたりもしたが、翌日激しい筋肉痛に襲われた。
最近忘れっぽくて、やりたいこともメモしておかないと忘れてしまう。買い物したりゴミを捨てたり。
せっかく時間が使えるから何かアウトプットしたいけれど、寒くて気力が出ない。Qiitaのアドベントカレンダーに参加してみたい気もするけど。。。
あ、オンライン英会話も。。。
オイラのやりたいこととは、結局仕事のストレスからの逃避だったのだろうか。
スポンサーリンク