第25回コンピュータビジョン勉強会@関東に行って来た

第25回コンピュータビジョン勉強会@関東に行って来た。この勉強会の存在自体は結構前から知っていて、Ustを見たりはしていたんだけど、第25回となる今回は、3次元計測・認識の話題。Point Cloud Library系な話が沢山聴けそうなので今回初めて参加してみた。
今回講演されたのは、以下の4つ。

Point Cloud Libraryの基本 + なぜ3D点群処理か?」@payashimさん
「三次元点群処理ライブラリPCLと統合ロボットシステム研究での利用例の紹介」@garaemon_coderさん
「RGBD画像処理と三次元物体認識」@kanejakiさん
Kinect v2の紹介」@UnaNancyOwenさん

オイラはDERiVE コンピュータビジョン ブログ & メルマガポイントクラウドコンソーシアムで御馴染みの@payashimさんと、Kinectの書籍で有名な@UnaNancyOwenさんの話を聴くのが目当てだったんだけど、ロボットビジョンを専門に研究されている@garaemon_coderさん@kanejakiさんによるロボットビジョンの視点からの話が新鮮だった。ロボットビジョンってそんなに進んでるのねっていう。


スポンサーリンク

加えて、ライトニングトークも行われた。
「iPhoneで奥行きを推定するプログラムを作りました」@ginrou799さん
「Kincet v2で遠隔じゃんけんをする」@fumito_itoさん

予想以上に濃い話が聞けた。PCLの使い方に関するちょっとした疑問には@takminさんが答えてくれるというステキな勉強会でした。オイラはPCLのply保存機能の存在を教えてもらいました。


ロボットビジョンでは3Dによる計測・認識が結構前から使われていて、kinect登場以前から、高価な3Dセンサーをロボットの目にする研究が行われていたらしい。そして、ロボットビジョン系の話は最先端過ぎてついて行けないレベルの話も多かったです(笑)

Point Cloud Libraryは開発環境の構築のハードルが高いことが結構大きな参入障壁で、以前オイラも1.71をビルドした時にライブラリの依存関係で結構苦しんだんだけど、最近は@UnaNancyOwenさんが率先してWindows用All in Oneインストーラを配布しているのでそのハードルは一気に下がった。ちなみにUbuntuだとaptコマンドでインストール可能らしい。

発表資料を後ほどネットにアップ予定の方も結構いらっしゃるので、のんびり復習しようと思う。
後半の2つ、「RGBD画像処理と三次元物体認識」と「Kinect v2の紹介」はUstのアーカイブで見返せます。

Broadcast live streaming video on Ustream

2014/10/04 CV勉強会ツイートまとめ


スポンサーリンク

関連記事

Blendify:コンピュータービジョン向けBlenderラッパー
スクラッチで既存のキャラクターを立体化したい
OpenMVS:Multi-View Stereoによる3次元復元ライブラリ
「ベンジャミン·バトン数奇な人生」でどうやってCGの顔を作ったのか
OpenCV
写真に3Dオブジェクトを違和感無く合成する『3DPhotoMagic』
cvui:OpenCVのための軽量GUIライブラリ
Active Appearance Models(AAM)
iPhoneで3D写真が撮れるアプリ『seene』
OpenCV バージョン4がリリースされた!
OpenCVの三角測量関数『cv::triangulatepoints』
ディープラーニング
機械学習手法『Random Forest』
Theia:オープンソースのStructure from Motionライブラリ
Accord.NET Framework:C#で使える機械学習ライブラリ
Faster R-CNN:ディープラーニングによる一般物体検出手法
OpenFace:Deep Neural Networkによる顔の個人識別フレームワーク
PGGAN:段階的に解像度を上げて学習を進めるGAN
OpenCVで動画の手ぶれ補正
統計的な顔モデル
Kubric:機械学習用アノテーション付き動画生成パイプライン
BlenderでPhotogrammetryできるアドオン
Mask R-CNN:ディープラーニングによる一般物体検出・Instance Segmentatio...
読みやすくて高速なディープラーニングのフレームワーク『Caffe』
海外ドラマのChromaKey
機械学習について最近知った情報
OpenCVのfindEssentialMat関数を使ったサンプルを読んでみる
Adobeの手振れ補正機能『ワープスタビライザー』の秘密
CGAN (Conditional GAN):条件付き敵対的生成ネットワーク
FacebookがDeep learningツールの一部をオープンソース化
RefineNet (Multi-Path Refinement Network):ディープラーニン...
OpenCV 3.1とopencv_contribモジュールをVisual Studio 2015で...
SSII 2014 デモンストレーションセッションのダイジェスト動画
写真から3Dメッシュの生成・編集ができる無料ツール『Autodesk Memento』
Open3D:3Dデータ処理ライブラリ
SSD (Single Shot Multibox Detector):ディープラーニングによる一般...
OpenMVSのサンプルを動かしてみる
GoogleのDeep Learning論文
Digital Emily Project:人間の顔をそっくりそのままCGで復元する
UnityでPoint Cloudを表示する方法
Leap MotionでMaya上のオブジェクトを操作できるプラグイン
顔検出・認識のAPI・ライブラリ・ソフトウェアのリスト

コメント